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[2018年8月の定期預金金利動向]
1年最高0.25%、2年最高0.25%

2018年8月の定期預金金利の動向と、今後の見通しについて解説します。
2018/8/1

市場金利の最新推移


◆1年もの市場金利の推移

 

◆5年もの市場金利の推移

 

編集部からのコメント


8月となりました。残念ながら夏の定期預金キャンペーンは最終盤ですね。まだ継続されているものもありますが、今後は終了していく一方ですので、ボーナスなどの余裕資金の運用先が決まっていない方はお見逃しがないようお願いします。

ではここからいつものように市場金利の現状をチェックしてみると、上記グラフの通り1年もの市場金利も5年もの市場金利も一時のマイナス圏を抜け出し、プラス水準に回復していることが分かります。

これは2016年7月末の金融緩和が期待外れだったことに加え、2016年11月から始まった「トランプ相場」がアメリカ金利高を引き起こしたことが大きいです。米国の大統領選挙の結果が日本の金利にも影響するとは不思議な気持ちもしますが、金融市場は世界中でつながっている、ということですね。

そうなってくると更なる金利上昇を期待したいところですが、しかし日銀の大規模な金融緩和=「異次元緩和」が続く限り、「本格的」な金利上昇というのは難しいです。特に今は金利の「操作目標」が設定され、それを超えるような金利上昇があった場合、日銀の無制限の国債購入が待っていますので尚更ですね。

2017年2月と7月、そして今年の2月と7月に長期金利が0.10%に近づいた時もすかさず「指値オペ」が実施され、金利は即座に低下しました。グラフを見ると2017年以降、市場金利が「頭打ち」となっていることが良く分かります。

そうしたわけで今月=8月の定期預金金利の動向としては、引き続き全体的に低迷しております。今後、順調に景気が回復し、デフレ経済が終わり、アメリカのように金融緩和政策が終了し、健全な形で金利が上昇していくことを期待したいと思います。

なお気になるのが、日本で金融緩和が終了するタイミングはいつかということですが、少なくとも次の増税目途である2019年10月までは今の金融緩和政策が継続されるものと思います。加えて増税後に景気が低迷すればそれはそれで金融緩和をして景気を底支えする必要がありますので、実際にはその2年後の2021年10月以降といったもっと先でしょうね。日銀の黒田総裁の任期が切れるまで、ということであれば2023年4月までは続くと言うことになります。

ただし。

上記の通りこれまで日銀は長期金利が0.10%を超えないようコントロールしてきたわけですが、7月31日の金融政策決定会合で、今後長期金利の変動幅を「−0.2%〜0.2%」とすることを決定しました。

これは実質的に長期金利が0.2%程度まで上昇することを容認するものですので、定期預金金利にとっても金利上昇圧力となってきます。実際、本日の長期金利は「+0.120%」と早速、0.1%を上回ってきました。こうした金利上昇が預金金利に反映されるのは9月以降かと思いますが、期待だけはしておきたいと思います。

ちなみに上記市場金利の具体的な水準としては1年ものの市場金利で0.03%前後、5年もので0.10%前後ということですね。

この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、

「定期預金は高くても1年で0.03%以下、5年で0.10%以下

という金利環境にあるわけです。今後、多少は金利が上昇するかもしれませんが、黙っていても高金利を享受できるような状況ではなく、より有利な定期預金を自ら積極的に探さない限り満足のいく利息は望めないという点は肝に銘じていただければと思います。

特に冒頭ご案内したように、今は夏の定期預金キャンペーンが最終盤ですので尚更ですね。

ではその積極的な定期預金をピックアップしていくと・・・まず目を惹くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で0.03%の金利となっている「2週間満期預金」が魅力です。

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それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、オリックス銀行あおぞら銀行インターネット支店が挙げられます。

オリックス銀行は、今月は1年0.25%、3年0.20%ですね。2週間で0.05%の「eダイレクト2週間定期預金」も人気です。

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そしてあおぞら銀行インターネット支店は、6ヶ月0.15%、1年0.20%となっています。

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静岡銀行も、インターネット支店では新規客向けに3ヶ月0.50%を提供しています。

夏の特別金利は6ヶ月0.20%、1年0.18%ですね。

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一時期姿を消していた感のある東京スター銀行も「スターワン円定期プラス」の6ヶ月もの金利を0.10%に、そして「スターワン1週間円預金」の金利を0.05%に引き上げています。

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また、注目なのがSBJ銀行です。こちらは新規客向け金利として1年0.20%、2年0.25%となっています。「知る人ぞ知る」高金利銀行ですね!

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さらにイオン銀行は「イオン銀行Myステージ」を利用すると普通預金の金利が最大0.12%にアップする特典を提供しています。普通預金金利としては最高水準なのではないでしょうか。

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最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、従来3ヶ月に1回の発行サイクルだったものが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.05%となっています。

変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

加えて制度上「0.05%より下がらない」仕組みとなっており、マイナス金利時代の運用先として専門家から絶賛されております。

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上記の通りなかなか預金金利が上がらない状況だからこそ、こうした「赤字覚悟」の定期預金や金融商品を積極的にご活用ください。

さて今後の金利見通しですが、基本的に景気と金利は連動しますので、順調に景気が回復すれば金利の上昇圧力は強まっていくことになりますし、仮に政府と日銀が目指すように本当にインフレ経済になれば金融緩和が解除され、金利はいよいよ本格的に上昇することになります。

ただし繰り返しになりますが、おそらくそれはあるとしてもまだかなり先のことですね。当面は「本格的な金利上昇はない」というのがメインシナリオになってくると思います。

日銀の長期金利上昇容認によって、定期預金金利がわずかでも上昇することを祈りたいと思います。

最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金(含む1〜2週間定期): 0.00%〜0.10%

・6ヶ月もの定期預金: 0.01%〜0.50%
・1年もの定期預金: 0.01%〜0.25%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.20%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.25%

・10年もの仕組み預金: 0.15%→0.20%

いずれも市場金利を大きく上回る高金利ですが、2週間0.03%の金利を提供しているSBI新生銀行や、1年0.25%オリックス銀行1週間0.10%5年0.25%SBJ銀行が魅力的そうですね。

>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)

今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。

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