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貯金・定期預金コラム:
7%!SonyBankGATE「ひもてはうす」は魅力的?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。今回、取り上げる金融商品はこちらです。
2018/8/23 <ソニー銀行

Sony Bank GATE




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのはソニー銀行のクラウドファンディングである、Sony Bank GATEですね。Sony Bank GATEを取り上げるのは2回目で、過去の記事はこちらです。

>>>利回り7%!Sony Bank GATEは魅力的?

上記記事でも指摘しましたが、銀行がクラウドファンディングを提供する際の大きな疑問点として「なぜ自分たちで貸さないのか?」という点が挙げられます。

銀行の「本業中の本業」は融資ですし、「低金利&金余り」の昨今、銀行は必死になって融資先を探しているもののなかなか見つけられず、一方預金はどんどん集まってくるわけで、銀行自身もまた「運用難」の状態と言えます。とすると、もしそれなりに信用力のある会社が見つかれば、普通は銀行は「自分たちで貸すはず」です。

また、お金を借りる側としても、わざわざクラウドファンディングを通じて高い利率でお金を借りるくらいなら、銀行から低利で借りたいというのが本音かと思います。お金が集まらない心配もいりませんしね。

そのように考えると「銀行が提供するクラウドファンディング」など本来はあり得ず、もしあるとしても「銀行が自分たち自身ではお金を貸したいと思えないようなハイリスクの会社への投資」ということになります。

とは言いつつ、ソニー銀行がさすがにそうした投資を推奨するとも思えませんので、これまでの募集実績を振り返ってみるとこうなります。

・第1号:1,000万円

・第2号:8,000万円

・第3号:1,000万円

・第4号:9,800万円

・第5号:2,500万円 ※本件

全体的に少額ですね!他のソーシャルレンディングが数十億、数百億という資金を集めていることを勘案すれば1桁も2桁も少ないです。

つまりソニー銀行にとってこの事業は、「収益事業」というより「イメージ事業」あるいは「PR事業」の意味合いが強いのでしょうね。こうした取り組みで耳目を集め、新規口座が獲得できれば万々歳ということです。

そしてそれはこのSony Bank GATEを利用している事業会社も同じなのではないかと思います。

いずれにしても、ソニー銀行がこの商品を提供する合理的な理由がわかれば多少は安心できますね。

ちなみにソニー銀行が過去4回の募集で得た収益は約1,200万円程度しょうか。人件費などを考慮すれば恐らく赤字かと思います。言い換えれば、仮にこうした取り組みでイメージアップを図ることもPR効果を期待することもできなくなれば、そっと終了してしまうのでしょう・・・。

次に、今回の「石ダテコー太郎監督新作オリジナルアニメ ひもてはうす 製作応援ファンド」の中身を具体的に見ていきたいと思います。と言ってもアニメの中身について記者は論評できる立場にありませんのでその経済条件をチェックします。

まず最終的なリターン率を決める、「事業計画売上高」はこうなっています。

・14,000万円

1億4,000万円・・・多いのか少ないのかさっぱり分かりませんが、その売り上げの定義はこうなっています。

・本事業は製作委員会からのアニメーション制作受託料のほか、音楽CDおよびラジオCDの販売、ならびに、イベント開催におけるチケットおよびグッズ販売、イベント模様の有料配信、そして、二次派生物に対する原作使用料(原作印税)を売上として計上します。

・ブルーレイディスク&DVDなどによる売上は計上の対象外となります。

なぜCDは入るのにブルーレイとDVDが除かれるのでしょうね?アニメ作品であることを考えるとその違いは大きそうです。

ではこの「1億4,000万円」とリターン率の関係はと言うとこうなっています。



つまり、売り上げが事業計画の60%である8,400万円に到達してはじめて投資家は元本を回収できることになります。

そして売り上げが100%=1億4,000万円に到達してようやく7%のリターンが得られるというわけですね。

逆に売り上げが目標の30%=4,200万円に留まると投資家は元本の半分を失うということです・・・つまり分配金の配分率が目標の60%到達前と到達後で変わるため、こうしたいびつな計算になるわけですが、投資家に対するペナルティが厳しすぎませんか?

仮に目標の30%で元本が半減するのであれば、目標の90%では1.5倍くらいのリターンがないと不公平な気がします。

ぶっちゃけて言えば、投資家が不利ということは事業会社が有利ということで、事業会社はこのSony Bank GATEを利用することでビジネスのリスクの一部を投資家に押し付けられるわけですから今後も参加してくる会社は多いのかもしれません。

肝になってくるのは事業計画売上高である1億4,000万円が簡単に到達できるものなのかどうかということですね。それが分からないのであれば投資はできません。リスクが分からないとリターンが適正なのかどうか判断できないからです。

ちなみに事業会社である「バウンスィ」の直近の売上高はこうなっています。



前期の売上高は約5,500万円となっています。その点では1億4,000万円という目標はかなり高そうですね!

そのようにリスクを考えると投資に躊躇する方も多そうですが、募集状況を見てみると・・・すでに500口(1口5万円)は完売となっており、「一時停止」=

・募集上限金額に到達し、出資の申し込みを一時停止している状態。申し込み取り消しにより目標募集金額を下回った場合、募集を再開。

というステータスですね。

投資家の方々がどこまでリスクを正確に把握されているのかは分かりませんが、積極的なリスクテイクが報われることを祈りたいと思います。

では最後に、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方

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