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貯金・定期預金コラム:
表面利回り10%!ノースエナジー太陽光発電投資は魅力的?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。今回、取り上げるニュースはこちらです。

ノースソーラーファーム




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのは株式会社ノースエナジーの太陽光発電システムですね。検索エンジンでは「20年間高利回りパッケージ」と宣伝されており、その中身が気になります。

ちなみに記者は太陽光発電投資についてこれまでポジティブに評価してきました。何と言っても政府が約束する固定買い取り制度があり、その買取価格も初期投資を10年程度で回収できるように配慮されていましたので、投資イメージはこうなります。

・最初の10年:利回り10%で初期投資を回収

・11年目以降:機械が壊れるまで発電は全て利益!ウハウハ

しかしどうやら最近の報道を見ると、この11年目以降の電力を積極的に買い取ろうとする電力会社はなく、二束三文で買いたたかれる可能性が高いようですね。あらら。

もし11年目以降はほとんど利益が出ないのであれば、初期投資を10年で回収するだけのただの「行って来い」ということになります。損したという話ではありませんし、それでも発電システムは残りますので何か上手な使い方はあるのではないかとは思いますが、世の中なかなかオイシイ話はないということですね・・・。

そうしたわけで日増しに太陽光発電投資に対する疑念が湧いてくる今日この頃ですが、ちょうど目に留まった上記ノースエナジー社のサイトを見てみると以下のような事例が紹介されています。



表面利回り10%というのは記者のイメージと同じですが、こちらは「産業用」ということなのか20年間の固定買い取り価格のため、2,214万円の投資に対し、20年間で約4,000万円の売電収入が得られるということですね!

仮に20年後に設備が使えなくなったとしても単純計算で言えば年間4%程度のリターンが得られる計算となります。リスクがないとすればかなり美味しい投資と言えそうです・・・が。

冷静に考えると、もしノーリスクで4%のリターンが得られるのであればノースエナジー社が借入でも何でもして自己資金で太陽光発電を充実させていくはずですね。銀行から資金調達しても担保があるのであれば金利はかなり低くなるはずです。

そこをわざわざ広告を打ってまで投資家を探すということは「何か裏があるはず」と考えるのが普通なのではないでしょうか?

そうしたわけでここからはその「裏」を探ってみたいと思います。

まず、専門サイトによれば年間発電量はざっくり1kW=1,000kWhと換算できるようです。とすると上記システムの場合容量は93.60kWということですから年間発電量はざっくり93,600kWhとなります。

固定買い取り価格は21円/kWhですから、想定売電収益は約197万円ですね。つまりしっかり9%近くのリターンが出ることになります。太陽光発電システムが10年程度で壊れない限りはちゃんと回収できそうです。

ちなみに2018年度の10kW以上の買取価格は18円となっていますので、そこから1割以上高い21円の買取価格を押さえていることも高リターンの理由なのでしょうね。

では今度はこの93.60kWという発電システムの価格が2,214万円というのは適正なのでしょうか?経済産業省のデータをチェックするとこうなっています。

・システム費用 : 30.7万円/kW

・土地造成費用 : 1.16万円/kW

・接続費用 : 0.63万円/kW

・運転維持費 : 0.4万円/kW/年

最後の運転維持費はランニングコストですので、初期投資分だけ考えると「3,041万円」ということになります。このデータは2016年11月のものですので、約2年でシステム費用3割も下がったということなのですかね?

真偽は分かりませんが、割高な買取価格と割安なパネルを組み合わせればこうした年間4%程度のリターンが期待できるのかもしれませんね。後はここに現れてこないリスクですが例えば

・日照不足リスク

・災害リスク

・盗難リスク

・破損、故障リスク

・電力会社の買取拒否リスク

・買取価格制度の変更リスク

・販売会社、管理会社の倒産リスク

と言ったことなどをチェックしておくということですかね。期間が長い分だけリスクも大きくなります。

そうしたわけでざっと見た限りでは必ずしも胡散臭いというわけではなさそうです。となるとネックとなるのは上記の例で言えば2,214万円という必要金額ですね!

ローンを組むという手もありますが、不動産ローンと同じように3%前後の金利になってしまうのであれば実質的なリターンがほぼ吹っ飛んでしまい残るのはリスクだけとなりますのでお勧めできません。億円単位の金融資産をお持ちの方がその一部で投資するくらいが良さそうですね。

ちなみにこうした高額の投資に手を出せない庶民にとって強い味方になってくれそうなのが、上場されている再生エネルギーの投資法人です。その代表格である「いちごグリーンインフラ投資法人」はこのようなリターン状況となっています。

・株価 : 64,400円

・分配金 : 4,226円

・利回り : 6.6%

うん、断然、こっちに投資した方がいいですね・・・少額から投資できますし、いつでも売却できますし、透明性が確保されていそうですし、何より実質的な利回りが高いです!

ではなぜこんな好条件で運用できているかと言えばその理由はこれですね。



売電価格が何と38.7円なんですね!ほー。

とは言いつつもはや新しい発電所にこの売電価格は適用されませんので、こうした利回りは徐々に下がっていくことになりそうですね。

それはともかくとして、今回取り上げたノースエナジー社の太陽光発電システムに怪しい点は見つからなかったものの、1ヶ所に多額の投資をするリスクを考えれば、やはり上場投資法人を利用した方が良さそうです。

実際、今般の北海道地震の影響で、北海道での太陽光の買取は一時的にストップしているようですからね。

なお、当サイトが怪しい点を見つけられなかったからと言って、ノースエナジー社の信用力は1mmも担保されません。例えばシンプルに代金を持ち逃げされるリスクだってあります(どの会社にも言えることですが)。その点では「うまい話はない」ということを念頭に置いて、慎重にご検討ください。

参考になさってください。

では最後に、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方

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※ご参考:今回取り上げたサイトの複写です。