12月も下旬となりました。ボーナスシーズンが始まり、冬の定期預金キャンペーンも続々と開始されていますね!ぜひこのチャンスを逃さないようににしていただければと思います。
特に最近では長期金利をはじめとする市場金利の低下傾向が鮮明ですからね・・・。場合によっては預金金利の更なる低下があるかもしれません。ご注意ください。
さてその金利動向について具体的にチェックしてみたいと思います。7月末に日銀が長期金利の上昇を容認し、預金者としては「長期金利上昇→定期預金金利上昇」という流れが期待されたわけですが、まず上記1年もの・5年もの市場金利のグラフをチェックしてみると、先月のこの時期と比較してこのようになっています。
・1年もの金利:0.02%前後→0.00%前後
・5年もの金利:0.11%前後→0.03%前後
やはりハッキリと低下していますね。1年もの市場金利については一時マイナス水準まで低下したようです。
では長期金利の動向はと言うとこうです。
先月のこの時期と比較すると・・・
・長期金利:0.11%→0.03%
こちらもやはり低下しています。
このように金利が低下している直接的な要因は株価の下落傾向ですね。株価と金利は基本的には連動していますので、株価が下がると金利も下がります。
特に最近では今後の景気後退の可能性も意識されているようですので、調整局面は結構長引くかもしれません。心の準備をしておいた方が良さそうです。
そうしたわけで来月=1月の定期預金金利予測ですが、「店頭表示金利については低下の可能性あり」としたいと思います。これ以上下がらないところまで下がっているという気もしますが・・・。
ちなみに毎回ご案内しているように定期預金の金利が市場金利を上回らないとするなら、今のところ1年もの=0.00%、5年もの=0.03%というのが定期預金金利の「上限」ということですね。目安としていただければと思います。
なお気になるのが、本格的な金利回復のタイミングですが、目途は2020年10月ですね。というのも日銀がフォワードガイダンスの中で、増税の影響がはっきりするまで現在の低金利が続くと見通しているからです。増税のネガティブインパクトは少なくとも1年後まで続きますから、それが2020年10月ということになります。
加えて異次元緩和を5年以上続けているのにインフレ率がほとんど上昇していない点を踏まえれば2020年10月以降、いきなりインフレ率が目標である2%を超えるレベルまで上昇するというのは考えにくいです。
たとえばその5年後の2025年時点でもインフレ率が上昇せず、金融緩和も低金利もどちらも続いていたとしても驚きません。 つまりかなり長い間、定期預金金利の「本格的」な上昇はないかもしれないということですね。
そのような見通しも頭に入れ、現実的な運用を選択していっていただければと思います。
ではここで、足元の定期預金金利の動向を振り返ってみたいと思います。
まず目を引くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で満期がくる「2週間満期預金」が人気です。金利は0.03%です。口座開設でTポイントが最大3,700ポイントもらえるようですのでチャンスと言えるかもしれません。
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じぶん銀行は定期預金キャンペーンとして、「冬の特別金利キャンペーン」を開始していますね。1年0.20%という好水準となっています。すでに口座を持っている方も利用できますので積極的に活用ください。
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他には、オリックス銀行や、あおぞら銀行などが恒常的に好金利ですが、オリックス銀行は1年もの0.10%、3年もの0.15%の金利を提供しているほか、eダイレクト2週間定期預金も2週間で0.05%と好条件になっています。
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あおぞら銀行インターネット支店も定期預金キャンペーンを開始しており、6ヶ月もので0.15%、1年もので0.25%と魅力的です。
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地方銀行では静岡銀行がインターネット支店の新規客向けに3ヶ月0.50%の金利を提供しています。恒例の冬のキャンペーンは6ヶ月もので0.22%、1年もので0.26%ですね!
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東京スター銀行もスターワン円定期プラスの6ヶ月もの金利を0.10%、スターワン1週間円預金の金利を0.05%としています。
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さらに韓国系のSBJ銀行も定期預金キャンペーンを実施しており、100万円上限ながら1年もの0.30%、2年もの0.35%と高金利になっています!要チェックですね。
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最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」が毎月発行に切り替わっています。いつでも購入可能になり、使い勝手が大きく向上したわけですが、今月の金利は0.05%となっています。
「変動10」は変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。
さらに識者が指摘するように商品設計上、「0.05%より下がらない」という点は魅力と捉えて良さそうです。
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繰り返しになりますが、市場金利が低下傾向にあることも踏まえ、こうしたこの時期ならではの特別な金利を利用していただければと思います。
ちなみに今月の定期預金の金利レンジをご案内するとこうなります。
・普通預金(含む1〜2週間定期): 0.00%〜0.10%
・3ヶ月もの定期預金: 0.01%〜0.50%
・1年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・3年もの定期預金: 0.01%〜0.30%
・5年もの定期預金: 0.04%〜0.25%
・10年もの仕組み預金: 0.30%→0.40%
>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)
参考になさってください。
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