6月となりました。いつものように市場金利をチェックしてみると、上記グラフの通り1年もの市場金利も5年もの市場金利はここ最近回復が目立っていましたが、足元ではジグザグ上下しています。これはコロナ問題の影響ですね。市場が振り回されているということなのでしょう。
次に長期金利がどうなっているかと言うとこうなっています。
こちらは過去1年の動きですが、ジグザグしているものの緩やかに上昇していることが分かります。本日の長期金利は「+0.005%」となっています。
ただ、コロナショックが深刻化するほど金利は低下する可能性がありますのでご注意ください。
そうしたわけで今月=6月の定期預金金利の動向はと言うとまだまだ全体的に低迷しております。
ちなみに預金金利が「本格的に」上昇するためには上記の通り金利を押さえつけている金融緩和が縮小することが必要です。それがいつかと言うのはコロナショックによってさっぱり分からなくなりましたが、日銀の黒田総裁の任期が切れるまで、ということであれば2023年4月までは続くと言うことになります。
今後多少の金利上昇があるかもしれませんが、それでも全体的にはあと数年は低金利が続くという金利観をお持ちいただければと思います。
さて市場金利の具体的な水準としては1年もの市場金利で−0.02%前後、5年もので−0.05%前後ということです。やはり低いですね・・・。
この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、
「定期預金は高くても1年で−0.02%以下、5年も−0.05%以下」
という金利環境にあるわけです。低金利すぎて実感が湧かない状況ですが、黙っていても高金利を享受できることはありません。より有利な定期預金を自ら積極的に探さない限り満足のいく利息は望めないという点は肝に銘じていただければと思います。
ではその有利な定期預金をピックアップしていくと・・・まず目を惹くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で0.03%の金利となっている「2週間満期預金」が魅力です。今なら口座開設でTポイントが最大7,000円分もらえるようです。
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それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、オリックス銀行、あおぞら銀行BANK支店が挙げられます。
オリックス銀行は今月から金利がアップして3年0.27%、5年0.30%ですね!2週間で0.10%の「eダイレクト2週間定期預金」も人気です。
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あおぞら銀行BANK支店も6ヶ月0.15%、1年0.20%となっておりこちらも好金利ですね。加えて普通預金も何と0.20%の高水準です!ここまで金利水準が高いともはや定期預金はいらないと感じる人も多そうです。1日も長くこの金利を続けてほしいものですね。
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さらに東京スター銀行は「スターワン円定期プラス」は6ヶ月もの金利が0.10%ですね!「スターワン1週間円預金」は0.05%です。
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加えて注目なのがSBJ銀行で、新規客なら1年0.20%、2年0.25%の好金利です!「知る人ぞ知る」高金利銀行ですね。
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またイオン銀行は「イオン銀行Myステージ」を利用すると普通預金の金利が最大0.10%にアップする特典を提供しています。普通預金金利としてはトップクラスですね。
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最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.05%となっています。
「変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。
加えて制度上「0.05%より下がらない」仕組みとなっており、マイナス金利時代の運用先として専門家から絶賛されております。
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上記の通りなかなか預金金利が上がらない状況だからこそ、少しでも魅力的な定期預金や金融商品を積極的にご活用ください。
最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。
・普通預金(含む1〜2週間定期): 0.00%〜0.20%
・1年もの定期預金: 0.00%〜0.20%
・3年もの定期預金: 0.00%〜0.27%
・5年もの定期預金: 0.00%〜0.30%
・10年もの仕組み預金: 0.30%→0.40%
いずれも市場金利を大きく上回る高金利ですが、2週間0.03%、3年0.20%の金利を提供しているSBI新生銀行や、6ヶ月0.10%の東京スター銀行、3年0.27%、5年0.30%のオリックス銀行、普通預金0.20%、1年0.20%のあおぞら銀行、1年0.20%、2年0.25%のSBJ銀行が魅力的そうですね。
>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)
今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。
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