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貯金・定期預金コラム:
2021年7月時点でのエクシア合同会社(EXIA)疑惑点まとめ

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。

エクシア




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのはエクシア合同会社ですね。同社についてはすでにこちらのコラムで取り上げていますので、「そもそもエクシアって何だっけ?」と思われた方は先にご覧ください。

>>>50代男性「エクシアジャパンは投資詐欺ですか?」

また、その後も何度か検証記事を書いておりますので、興味がある方はこちらのコラムもご覧ください。

>>>サイト内容からエクシア合同会社(EXIA)が増々怪しくなった件と疑惑点まとめ

>>>動画「ポンジスキーム第3弾EXIA編」のとても残念な点

>>>エクシアに関するタレコミや口コミをご紹介

>>>エクシアから出金できないというツイートの報告がありました

>>>EXIA JAPANは詐欺業者、との投稿がありました

>>>46ヶ月連続プラスリターン!エクシア合同への投資は危険?

>>>エクシアはサイト閉鎖中!ステマサイトをチェックしてみる

>>>エクシアジャパンについて金融庁に調べてほしいこと

>>>エクシアジャパンはポンジスキームですか?

さて前回の記事から3ヶ月経ちましたので、今回は前回取り上げた疑惑の中でも最も深刻な「決算書が開示されなくなってしまった」という点を検証したいと思います。

今まで開示されていたものが開示されなくなったということは、性悪説に立てば、それだけ会社が「よろしくない状態」になっていると考えるべきだと思いますが、では2021年7月24日現在ではどうなっているかと言うとこうなっています。



やはり決算書は開示されていませんね。会社の中身が分からない以上、「投資してはいけない」ということで良いと思います。

まぁ、この「エクシア」の最大の疑惑は何度もご案内してきたように運用主体であるEXIA PRIVATE LIMITED社ですので、いくらエクシア合同会社の決算が開示されたとしても十分ではありませんが・・・。



ちなみに決算という点では新たに買収した「エクシア・デジタル・アセット株式会社」も2019年度の4億円の赤字のまま更新されておりません。2020年度の決算は一体どうなったのでしょうか。



それ以外のエクシア社にまつわるアップデートと言えば、出資金が増加していることですね。3ヶ月前はこう。



今回はこう。



つまりは出資金が3ヶ月で77億円増えているということです。

ちなみにここ数ヶ月のリターン率は同社協力サイト(私がつないであげます系サイト)によるとこうなっています。



この数字が正しいとすれば4月〜6月の累計で9.59%の配当であり、これは4月の累計出資金460億円を分母にすると44億円ということになりますから、仮に同社が「ポンジスキーム=自転車操業」だとしても、新規の出資金(77億円)が配当(44億円)や元本の払い出しを上回り続ける限り、破綻しません。

加えて、以前の決算書を見るとほとんどの人が配当も含めて継続をしていて、払い出しはわずかのように見えます。

2019年の決算書を見ると、期末残高89億円の出資金に対して出資金減少=元本の払い出しは13億円と約15%になっています。

>>>エクシアから出金できないというツイートの報告がありました

この割合が続いているとすれば、537億円の15%=約80億円を1年で集めれば元本返済はできるということであり、今の3ヶ月=77億円の増加ペースは十分余裕があります。

ただポンジスキームなのであれば、集めれば集めるほど、さらにもっと資金を集めないといけません。

では今の「3ヶ月で77億円」の入金ペースが続いたとして、「出資金の年15%の払い出し」ができなくなるタイミングというのはいつなのでしょうか?計算するとこうなります。



何とあと5年は存続できる計算ですね!そしてその頃の残高は2,000億円を超えている計算です・・・いやはや。

金融庁は「合同会社の社員権売買には手を出さない」方針のようですが、本当にそれでいいのですかね?

では前回に引き続き、2021年7月現在の同社の疑惑点についてまとめておきます。

−−−

2021年7月時点のエクシア合同会社(EXIA)の疑惑点まとめ

1.エクシア合同会社や、運用先であるエクシアプライベートリミテッド社の財務内容が開示されておらず、ちゃんと運用されているのか、ポンジスキームなのか確認できない。


2.エクシア合同会社への投資は金融商品取引法の「対象外」で金融庁は関与せず。ポンジスキームでないことを確認するには、最低限、同社が金融商品取引業の登録を受ける必要があるが、いまだに登録を受けられていない(金融庁が許可しなかったという情報あり)。

※なお同社の貸金業登録や、エクシア・アセット・マネジメント株式会社の第二種金融商品取引業(投資助言・代理業)登録、エクシア・デジタル・アセット株式会社の暗号資産交換業者登録は、同社のFX運用に関する許認可ではないので全く関係ない

3.リスクとリターンは連動しており、特に勝ち負けが激しいFX運用で同社として5年間一度も負けがないというのは信じがたいが、その運用内容や運用記録、運用残高は開示されていない。

4.同社弁護士から過去3度ほど記事削除の依頼があったが、こちらからの質問にはほとんど回答せずに打ち切り。やましいことがないのであればなぜ一方的に打ち切るのか?

5.同社CEOの2017年時点での年間平均利回りは308.44%とのことであり、2008年に100万円でスタートしたとして2017年以降の返戻実績の値を加えると2021年7月時点の同社CEOの資産は1兆7,974億円となり、日本で第4位の富豪ということになるが、そんな話は聞いたことがない。


※なお同時に併記されていた月間利回り25.70%で計算すると、仮に2008年に1万円でスタートしたとしても2021年7月の時点で3,039兆円の金融資産を持っていることになる。ちなみに日本の家計全体では1,901兆円







−−−

ここでいつものように「合同会社への出資」に関する国民生活センターと東京都の注意喚起をご案内しておきます。

>>>相談事例

>>>「合同会社への出資」って何?怪しげなもうけ話に注意!

国民生活センターの指摘通り

・合同会社の社員権の自己募集では、第二種金融商品取引業の登録の必要がなく、消費者保護ルールも十分ではない。

・会社法では合同会社への出資の払戻しには制限があるため、トラブルになった際、消費者にリスクが生じる。

ということです。繰り返しになりますが、合同会社の社員権への出資は投資家を守ってくれる金融商品取引法の「対象外」なのです。

同社への投資をご検討の方は国民生活センターと東京都の以下の言葉をしっかり噛みしめていただければと思います。

・実質的には集団投資スキーム持分の自己募集であるにも関わらず、合同会社の社員権の自己募集というかたちで規制を逃れようとする事業者には注意が必要である。

「合同会社」の仕組みを悪用する事業者がいるので注意しましょう。

慎重にご検討ください。自分のお金は誰も守ってくれません。

ではこれまたいつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方


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※ご参考:今回取り上げたサイトの複写です。