2013年4月に「異次元緩和」が発表されたのち、市場金利は上下を繰り返しながらも全体的には大きく低下してきました。
そうした傾向を加速させたのが2016年1月末に発表された「マイナス金利政策」ですね。ただでさえ異次元のレベルにまで拡大した金融緩和をさらに強化するということですから金利がもう一段低下するのは間違いなかったわけですが、ここで長期金利の動きをチェックするとこのようになっています。
2019年には再び大幅なマイナス水準となった長期金利ですが、その後は世界的な金利上昇やコロナ後の景気回復期待を受けて上昇してきたことが分かります。
特に足元では0.24%前後まで上昇してきていますね。
今のところ長期金利は「−0.25%〜+0.25%」の幅でコントロールされていますので、残念ながら+0.25%を超えることは難しそうですが、この水準を維持してほしいものです。
こうした市場金利と連動するのが国債の金利ですが、今月の個人向け国債の金利はと言うとこうなっています。
◆個人向け国債
固定3年 : 0.05%
固定5年 : 0.05%
変動10年 : 0.16%
変動金利は先月よりやや上がり0.16%となりました。
さてその「変動10」は、その名の通り期間10年の変動金利の国債です。半年毎に金利が見直されるので、今後、金利が上昇してもそのメリットを享受できるというなかなかオイシイ商品性を持っています。
通常この「変動10」のように半年毎に金利が見直されるということは「6ヶ月もの定期」を自動継続しているイメージとなりますので、金利も「6ヶ月もの定期」と似たようなものになる、というのが金利の常識です。今のメガバンクの6ヶ月ものの定期預金金利といえば・・・0.002%ですね。
ところが、この変動10年タイプは、上記の通り今月は0.16%ということですから、80倍です。実際、民間ではこのような商品性の預金は提供されていません。商品性が良すぎるからです。
加えて、この個人向け国債の隠れたメリットが、商品設計上「0.05%より下がらない」という仕組みです。長期金利=国債金利ですから、2016年や2019年などは個人向け国債の金利もマイナスになってもおかしくなかったわけですが、そうならなかったのはこの仕組みがあるからですね。
そうしたこともあって、きちんとした専門家の方の多くがこの個人向け国債を推奨しており、金利への安心感も含めて「プロも認める金融商品」となっています。
また、個人向け国債は1万円から購入できるので、毎月、積み立て代わりに購入するといった利用方法も可能となっています。
一方、ネックとなるのは10年という期間の長さですが、これも利便性が考慮されていて、1年経てばいつでも中途解約ができ、そのペナルティも2回分の利息=1年分の利息相当分のみである点もポイントですね。
なお、個人向け国債はあらかたの証券会社で購入できますが、楽天証券では新規に口座を開設すれば最大で20,000円相当のプレゼントが提供されます。
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どうせ個人向け国債を購入するのであれば、こうした有利なキャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。
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