当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。
そして今回取り上げるのはBMキャピタルですね。当サイトでも過去に以下のように取り上げています。
>>>BMキャピタル、あきらかに投資詐欺だと思います。
>>>BMキャピタルへの投資はやめておくべきですか?
これまで指摘した点を抜粋すると、まず同社の運用実績についてはこのような情報が見つかりました。
これが正しいのであれば、実質的な利回りはかなり低いということですね。
同社ホームページに掲載されているこれらの数字も虚偽ということになりますが果たしてどうなのでしょうか。
加えて同社が悪質なのは、卑劣なステルスマーケティングを行っていることで、以下のように指摘させていただきました。
・ヘッジファンドランキング.com
・投資信託初心者.com
・1億円を作る投資術
・moneybridge-online.com
なぜこれらがステルスマーケティングかと言うと、投資内容が不明確な同社を無批判に1位にしているという不自然さもありますが、それだけでなく、以下のような「Googleの検索結果に出てこないページ」にリンクを張っているからです。
https://bmcapital.jp/27892/
https://bmcapital.jp/32975/
https://bmcapital.jp/84165/
第3者サイトであればこうしたページにリンクを張るはずがありません。見つけられませんからね。
ちなみに上記ステマサイトは記者からすれば見慣れたサイトばかりで、これまでこうした会社を上位に推してきました。
・ファインドエッジ
>>>年36%のファインドエッジはやっぱり終了 黒幕は誰?
・キャロライナパートナーズ
>>>金融庁が警告!キャロライナパートナーズはやはり違法
・レッドキャピタル
>>>+53%!レッドキャピタルはどこに行った?
しかしながら、「ファインドエッジ」と「キャロライナパートナーズ」は金融庁によって違法だと指摘され実質的に破綻し、「レッドキャピタル」もいつの間にやらいなくなってしまいました。
つまりは
1. ステルスマーケティングによって問題がある会社を1位に賞賛して投資資金を集め
2.そうした会社が金融庁からの指摘などによって活動が困難になれば、新たな会社を興して投資資金を集める
という詐欺的な手法が繰り返されてきたことになります。
こうした点を踏まえれば、BMキャピタルに投資してはいけないと考えるのは当然ですが、そんなBMキャピタルにもついに転機が訪れました。何かと言うと、この10月から金融庁が「合同会社」に対する規制を強化したのですね!
これまで金融庁の監督外であった「合同会社の社員権の自己募集」ですが、規制強化後は、許認可を得ていない合同会社がステルスマーケティングを利用して勧誘するのは不可能になりました。
ではすでに規制が強化されて約1ヶ月経過した2022年10月30日現在、BMキャピタルのステルスマーケティングがどうなっているかチェックしたいと思います。
「ヘッジファンドランキング」というキーワードで検索すると上位に出てくるこちらのサイトでは・・・
■SSインベストメント https://ssinvest.org/hedgefund-ranking2019/
このBMキャピタルを1位に推しています。リンクも
https://bmcapital.jp/69236/
となっており、ステルスマーケティングであるのは間違いありません。検索しても出てきませんからね。
さらにこのサイトも出てきました。
■40歳外資系サラリーマンの資産運用録
https://centralbnk.com/fund3/
「国内和製優良ヘッジファンド おすすめ投資先ランキング」の1位はこちらです。
リンクもやはり
https://bmcapital.jp/48012/
と、ステルスマーケティングを示すものとなっています。
つまりは規制が強化された後もガッツリ、金融商品取引法に抵触する勧誘が行われているということです!
金融庁にはぜひしっかり取り締まってほしいものですね。証券取引等監視委員会にも報告しておこうと思います。
1日も早く、「合同会社」を活用した違法な投資話が一掃されることを期待したいと思います。
では最後に、あくまで一般論ですが、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。
1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。
2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。
3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。
加えてこちらの記事も参考になさってください。
>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方
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