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貯金・定期預金コラム:
月利15%!アイリーの「QuattroDS」はやっぱり詐欺?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。
2022/11/12 <アイリー株式会社

QuattroDS(クアトロDS)




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのはアイリー株式会社が開発する「QuattroDS(クアトロDS)」と呼ばれる潜水艦投資プロジェクトです。こちらについては以前も取り上げています。

>>>月利15%!アイリーの「QuattroDS」はどうなった?

>>>月利15%!アイリーの「QuattroDS」は詐欺ですか?

前回同様、内容を簡単に振り返ると、以下のような点をチェックしました。

・金融庁の許認可を得て投資募集を行っているか。→×

・投資実態は明らかになっているか。→×

・財務内容は公表しているか。→×

・個人から資金を集める経済合理性があるか。→×

・利回りは適正か。→×

という訳で「投資してはいけない」という結論で良いと思います。

そしてそもそも月利15%という利回りがあり得ないですね。仮に1,000万円でスタートすると

・1年後:53百万円
・5年後:438億円
・10年後:192兆円

ということで、10年後には世界一の金持ちとなります。荒唐無稽ですね。

仮に百歩譲ってこの利回りが実現できるのだとしても、アイリー株式会社の資本金は1,000万円ありますので、それを使えば他人のお金を当てにしなくても世界一の金持ちとなれるわけで、わざわざ手間暇かけて個人からお金を集める必要などありません。

加えてもしそんなに有望なビジネスであれば金融機関が先を争って融資するはずですから、やっぱり個人のお金は不要です。

全く辻褄が合わないです。

そんな「QuattroDS(クアトロDS)」ですが、ステマサイトにはこのようなスケジュールが掲載されていました。



今年1月に潜水艇がほぼ完成、2月に試乗、3月に納品ということで、今はもう実際に潜水艦が何台も就航しているタイミングですね。

ということで「C1-500マルチ」「潜水艇ROMANESQUE(ロマネスク)」で検索しても、ステマサイトの情報以外何も出てきません。

開発元であるアミューザのサイトを見ると、2021年4月に「C1-500 Multi 着工開始」というニュースが掲載されていますが、その後は音沙汰無しです。



事業開始予定から半年以上経っても何も見つからないわけですから、これはもう「詐欺だった」と結論づけていいような気がします。

ちなみに最初の記事について、関係者と思しき方から以下のようなクレームを頂戴しました。

−−−

かかる記載は、その文脈上、通知人と製造メーカー「株式会社アミューザジャパン」の協働で推進しているプロジェクト「QuattroDS」に関して、通知人が投資詐欺を行っている、との事実を摘示するものです。

確かに、投資というのは必ずしも利益が出るというものではなく、その性質を利用して、詐欺と呼ぶべき悪質な手法で投資を募るような業者も少なくはないのが現実です。

しかしながら、これまでに通知人関係者が詐欺によって逮捕された等の事実は存在せず、通知人が詐欺を行っているというのは真実ではありません。したがって、上記摘示事実は客観的真実に反するものです。

−−−


詐欺師が自分のことを詐欺師と言うはずもない以上、こうした主張自体が何の説得力もありませんが、その後は何も返事がありませんので反論は諦めたようです。

そんな暇があればとっとと潜水艦を完成させればいいという話ですね。

振り返ってみればこの案件は以下のような投稿から記事を書かせていただいたものでした。

−−−

アイリーは疑わしい金融商品やファンド、無登録業者です。沖縄で展開中の「潜水艇事業、クワトロDS」への出資者を募り、マルチ商法で会員を勧誘。根拠がまったく示されていない状態で、ありえない利率や高配当をうたっています。

また、勧誘者に対して金融庁に登録しているのかどうか?ちゃんとした会社なのか?を尋ねたところ、その辺は確かではないが、ドバイ法人との合同会社とのことで、日本の金商法は適用されないから大丈夫、というような説明を受けているから大丈夫とのこと。

全く道理が通らない話ばかりで、疑わしさしか感じられない。

書面での契約書は一切なく、知人、友人などから勧誘を受けた者は、ラインを介して誘導され、クワトロ会員サイトへの無料会員登録をすることで、契約書などを交わすことは一切なく、誰でも簡単に出資を開始することができます。サービス利用規約のページには、サービス利用規約およびQuattro限定株式申請、とあります。

一切の契約書の取り交わしなしに、いきなり株式投資ができるというのは、あり得ない話であり、十分に疑わしいため、金融庁に登録があるかどうかを私自身で電話で確認したところ、現時点で私の手元にある会社名では登録はない、とのこと。

本案件以外にもいくつかの投資商品があり、株主優待、高配当、などのほか、いわゆるマルチ商法による別途手当が毎月紹介者に入る仕組み。会員に対して、節税を謡い、ラオスのJBD銀行への口座開設を促すなど、誤解を生じる情報も提供しています。

今現段階で素人の私が説明できる限りですが、これって、信用に値する会社なのでしょうか?

私の義理の姉がはまっており、どうにか手を引いてもらいたいと色々と調べてはみるものの、怪しさは満点でも、なかなかお姉さんの耳には入らず、「これは、大丈夫だから、他社とは違うから」の一点張りで。

どこかにこの情報を提供して詐欺かどうか調べてもらうことはできないのでしょうか??突然の質問で、すみません。

−−−

投稿者の義理のお姉さんは無事に「洗脳」が解け、投資資金を回収できたのでしょうか?

気になるところです。

読者の皆さんもぜひ「世の中に美味しい話はない」ということを肝に銘じていただければと思います。月利15%といった甘い話には決して乗らないことですね。

ではいつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。

加えてこちらの記事も参考になさってください。

>>><備忘録>怪しいファンド、投資案件の見分け方


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