異次元緩和やマイナス金利政策の影響で預金金利が低位安定する中で、「もう待ちきれない」「金利を固定してもいいのでもっといい金利で運用したい」というニーズもあるかと思います。
折しも世界的なインフレと利上げの動きで日本の金利も多少上昇していますので、これをチャンスと捉える考え方もあり得ますね。そうした時に参考にしていただきたいのが仕組み預金です。
仕組み預金とは中途解約できない、満期を預金者が選べない=銀行の判断で満期が延長される、と言った制約がある代わりに金利が高い預金ですね。
仕組み預金としてはパイオニアのSBI新生銀行の「パワーステップアップ預金2」もまた、そんな仕組み預金の1つです。気になる金利水準は以下の通りです。
◆SBI新生銀行/パワーステップアップ預金2
・金利:
当初5年間0.75%
→以後、銀行の判断で継続するたびに金利がアップ
→6〜8年目0.80%
→9〜10年目0.85%
・預入金額:
30万円以上
商品内容としては最短5年、最長10年で、満期となるかどうかは銀行が判断するわけですが、期間5年で0.75%であったり、10年目に0.85%まで金利が上昇する点は魅力的ですね。
さらにこの「パワーステップアップ預金2」を利用すると自動的に新生ゴールド会員となり、他行宛ての振込手数料が月5回無料になるなどの優遇が受けられます。
仮に他行宛ての振込み手数料が一般的に300円とすると、月5回、年60回の優遇ですから、年間18,000円相当のメリットとなります。「パワーステップアップ預金2」の元本が30万円なら、税引き前で「7.5%」の金利相当ということですね。
毎月5回、きっちり他行宛て送金するかどうかは別にして、こういった付帯サービスのメリットも勘案すれば、また違った魅力が感じられるかもしれませんね。
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さて同じく人気の円仕組み預金といえば、東京スター銀行の「スタードリーム円定期」が挙げられますが、こちらの最新条件は以下の通りです。
◆東京スター銀行/スタードリーム円定期
・金利:
10年0.9%
→1年毎に満期が繰り上げとなる可能性がある。
・預入金額:
100万円以上
運用期間中のどこかで繰り上げ満期になってしまう可能性がある仕組み預金ですが、金利面ではこちらの方が魅力的だと言えそうですね。
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ここで市場金利をチェックするとこうなっています。
◆3年もの市場金利の推移
◆5年もの市場金利の推移
上がったり下がったりですが、足元では再び上昇傾向です。とすると仕組み預金の金利もさらに上がってくるかもしれません。
参考になさってください。
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