預金金利がなかなか上昇しない中で満足できる定期預金がないと感じている預金者の方は多そうです。
そうした方にお勧めできそうなのが、SBI新生銀行が仲介する金銭信託「パワートラストNeo」です。
この商品は定期預金ではなく「金銭信託」ということになりますが、金銭信託の商品性についてご説明しておくと、満期になれば元本と、あらかじめ決まっている利率に基づき利息が支払われる、定期預金によく似た商品です。
ただ定期預金と決定的に違う点が2つあり、1つ目はその金銭信託を通じて貸し出している先の企業が破綻してしまうと元本が大きく毀損してしまう可能性が高いということですね。預金保険のような元本保証を補完する仕組みがない点には注意が必要です。
2つ目は原則として途中で換金できないということですね。もし金融機関側が換金に応じたとしても条件によっては元本割れしてしまうかもしれません。
定期預金と似ていますが、定期預金にはないリスクがある商品である、という理解が必要ですね。
逆にそうした制約の代わりに金利が相応に高いのが特徴ですが、1月11日まで募集されている「パワートラストNeo」は以下のような条件となっています。
◆SBI新生銀行/パワートラストNeo
・募集期間:2023年12月13日(水)〜2024年1月11日(木)
・信託設定日:2024年2月5日(月)
・信託期間:1年
・申込金額:パソコン・スマホ/50万円以上10万円単位
・収益金受取:6ヵ月・1年もの/満期時一括でお受け取り、3年もの/1年毎にお受け取り
・中途解約:原則として中途解約はできません。
・格付:株式会社日本格付研究所から「J-1」の短期格付を取得。
・運用対象:ソフトバンクグループ株式会社を貸付先とする無担保貸付金を主たる運用対象とします。
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気になる予定配当率については、
・50万円以上:0.48%
・1,000万円以上:0.50%
となっており、相応に高水準ですが、運用先であるソフトバンクグループの1年間の信用リスクと天秤となることをお含みおきください。
なお格付けの「J−1」ですが、このようなランク付けとなっています。
・J−1:短期債務履行の確実性が最も高い。
・J−2:短期債務履行の確実性は高いが、J−1 より若干劣る。
・J−3:短期債務履行の確実性は認められるが、環境の悪化による影響を被りやすい。
・NJ :上位等級より、短期債務履行の確実性が劣る。
・D :債務不履行に陥っている。
つまりは最上位ということですね。なるほど。
ここで市場の5年もの金利をチェックしてみるとこうなっています。
◆5年もの市場金利の推移
上がったり下がったりですが、足元では再び失速して0.2%程度まで低下してきました。「パワートラストNeo」の魅力が相対的に向上していると言えそうです。
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