3月となりました。いつものように市場金利をチェックしてみると、昨年7月に日銀の金融政策が変更され、長期金利の上限がこれまでの+0.5%から+1.0%に引き上げられたこともあり、金利がハネ上がりました。
長期金利はこうです。
ただ昨年秋の水準からは一旦ピークアウトしていますね。本日の長期金利は「+0.710%」となっています。
今年は後半にかけて世界的に「利下げ」になっていくでしょうし、日本の金利にも低下圧力がかかりそうです。注意が必要ですね。
そうしたわけで、今月=3月の定期預金金利の動向については大きな変化はありません。
なお市場金利の具体的な水準としては3年もの市場金利で+0.20%前後、5年もので+0.38%前後ということです。
この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、
「定期預金は高くても3年で+0.20%以下、5年で+0.38%以下」
という金利環境にあるわけです。目安にしてみてください。
では今月の有利な定期預金をピックアップしていくと・・・まず目を惹くのがSBI新生銀行で、わずか2週間で0.03%の金利となっている「2週間満期預金」が魅力です。今なら口座開設で最大3,000円もらえるようです。
5年もの定期預金は0.50%であるほか、最大0.70%となるパワーステップアップ預金も提供されています。加えて新規客には3ヶ月1.00%、1年0.40%の好金利です!
さらには金銭信託である「パワートラストNeo」の利回りは1年0.48%ですね。
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それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、オリックス銀行、あおぞら銀行BANKが挙げられます。
そのオリックス銀行は一足早く金利を引き上げ、1年0.30%、3年0.35%、5年0.40%、7年0.45%ですね!素晴らしい。
2週間で0.07%の「eダイレクト2週間定期預金」も人気です。
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あおぞら銀行BANKも6ヶ月0.15%、1年0.20%となっておりこちらも好金利ですね。
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さらに東京スター銀行は「スターワン円定期プラス」は1年0.20%、3年0.45%、5年0.45%ですね!新規客には1年0.45%となっています。
加えて普通預金も給与受取もしくは年金受取口座に指定すると0.25%にハネ上がります!すごい。
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新規に開業したUI銀行も、キャンペーンで1年0.30%、2年0.30%と高いです!注目ですね。
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最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動10」ですが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は0.49%となっています。
「変動10」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに1年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。
加えて制度上「0.05%より下がらない」仕組みとなっており、マイナス金利時代の運用先として専門家から絶賛されております。
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最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。
・普通預金(含む1週間〜1ヶ月定期): 0.00%〜0.25%
・3ヶ月もの定期預金: 0.00%〜1.00%
・1年もの定期預金: 0.00%〜0.45%
・3年もの定期預金: 0.00%〜0.45%
・5年もの定期預金: 0.00%〜0.50%
・10年もの仕組み預金: 0.60%→0.70%
いずれも市場金利を大きく上回る高金利ですが、3ヶ月1.00%、5年0.50%、最大0.70%の仕組み預金を提供しているSBI新生銀行や、3年0.45%の東京スター銀行、1年0.20%のあおぞら銀行、3年0.35%、7年0.45%のオリックス銀行、1年0.30%、2年0.30%のUI銀行が魅力的そうですね。
>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)
今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。
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