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貯金・定期預金コラム:
利回り11%!COMMOSUS(コモサス)は魅力的?

定期預金や貯金に関連する最新のニュース、コラムから感じることを徒然なるままにつづっております。少しでも読者のみなさまの参考になれば幸いです。
2024/7/13 <株式会社コモサス

COMMOSUS




※抜粋

編集部からのコメント

当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。

そして今回取り上げるのは株式会社コモサスが提供する金融商品「COMMOSUS」です。融資型クラウドファンディング=ソーシャルレンディングということでいいんですかね。

予定利回りは4.2%〜11.0%となっていて利回りの幅は大きいですが、高利回りを期待させる内容です。ではこのCOMMOSUSは本当にお得なのでしょうか?

そもそもこういうグラフ↓を載せている商品は大体破綻していますね。リスクがある商品をリスクがないように見せかけようとしている時点で、後ろめたいことがあるということなのでしょう。



それはともかくとして具体的な商品を見てみると、直近で一番金額の大きいこちらのファンドの中身はこのようになっています。



−−−

本ファンドは、ファンド出資金を原資として貸付を行います。借入人である株式会社TRIAD(以下、TRIAD社)は、本借入金を東京都渋谷区に所在する土地及び建物の仕入れ資金及び諸費用に充当する予定です。

TRIAD社はバリューアップを目的に対象物件の内装工事をおこない、第三者への売却を予定しており、借入金の元本および利息の返済は、対象物件の売却、もしくは同社の自己資金でおこなう計画となっております。

https://commosus.jp/funds/125

−−−

とのことですが、少なくともサイト上には具体的な土地・建物の情報は掲載されていません。そもそも「充当する予定」とのことですから、本当に資金がこの物件に購入に使われるのかは定かではありません。

この物件の鑑定評価は「8億5,100万円」とのことですが、その根拠はサイト上では示されていません。

また借入人であるTRIAD社についてはこのように説明されています。

−−−

本ファンドの借入人であるTRIAD社は不動産クラウドファンディング「COZUCHI」や融資型クラウドファンディング「COMMOSUS」を積極的に活用している不動産事業者です。

−−−

この時点でダメですよね。普通の会社であれば、銀行融資を利用して業績を伸ばそうとするはずです。クラウドファンディングに比べれば遥かに金利負担が低いですし、何より銀行には潤沢な資金があります。

ではなぜ銀行から積極的に借りないのかと言えば「なかなか借りられないから」ということなのでしょうね。それ以外に経済合理性から言ってクラウドファンディングを利用する理由が思いつきません。

つまりはこの投資にはそれだけリスクがあるということです。

さらに危険なことにこういう説明もあります。

−−−

借入人であるTRIAD社は、COMMOSUSを運営する株式会社コモサスと営業者の株式会社コモサスバンクの親会社である株式会社SOCIAL COMMON CAPITALの株主(8.6%)であり、株式会社SOCIAL COMMON CAPITALへ貸付も行っています。

−−−

金融の常識から考えればちょっとあり得ないですね・・・TRIAD社は、このコモサス社の親会社であるSOCIAL COMMON CAPITALの株主であり、貸付も行っているということです。

つまりはコモサス社は実質的に関連会社なのであって、関連会社を通じてお金を集めてマッチポンプのように自社で利用するというのは銀行法や金融商品取引法に抵触しないのですかね!?

いずれにしても関連会社が親会社への投資に対してまともな審査ができるとは思えませんし、全く牽制も働かないでしょうから、やっぱり「投資してはダメ」ということでしょうね・・・。

というわけで当サイトの結論はすでに出ていますが、このコモサス社の決算が開示されていましたのでチェックするとこうなっています。



ずっと赤字です。つまりは会社の存亡の危機にあるわけですね!そんな会社を経由して投資して良いはずがありません。仮にコモサス社が倒産すれば投資資金の回収は困難になるのは間違いないです。

そうしたわけでCOMMOSUSの利用を考えている方は慎重にご検討ください。

参考になさってください。

では最後に、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。

1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。

2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。

3.「マイナス金利」で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。


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※ご参考:今回取り上げたサイトの複写です。