2024年は日銀がゼロ金利政策を終了し、利上げに踏み切る歴史的な1年となりました!その影響もあって定期預金の金利もハッキリ上昇し、「金利のある世界」がついに実現したことになります。
預金者にとっては最高の1年だったわけですが、来年=2025年は金利という観点からはどういった1年となるのでしょうか?金利はさらに上がるのでしょうか?
というわけで恒例の「来年の定期預金金利見通し」についてご案内したいと思います。
まずこれまでの市場金利の動向を振り返ってみると、過去5年の長期金利の推移はこのようになっています。
すでに実質的な利上げを実施してきたこともあって、5年間、右肩上がりで上昇していることが分かります。
その背景となっているのが物価上昇=インフレ率の上昇です。足元では低下の兆しがあるものの、既に日銀の目標である2%を大きく超えているわけですね!目標をクリアしているわけですから、金融緩和が縮小=利上げされるのも当然だと言えます。
ただ現在のインフレも徐々に落ち着いてくると予想されており、実際、アメリカなどの諸外国では「利下げ」が始まっています。そのように考えると、日銀がどんどん金利を引き上げていくというのは考えにくいですね。
他方で、アメリカのトランプ次期大統領の主要政策は「不法移民削減」「減税」「関税」ですが、どれもこれもインフレに直結します。とすると世界全体が「インフレの世界」に逆戻りという事態も十分考えられます。
つまりは2025年の金利見通しについてはかなり不確実性が高く、なかなかハッキリ上がる・下がるとは言えません。
しかしながら植田日銀がタカ派=積極利上げの姿勢を崩しておらず、円安も継続しており、その点では2025年は2回ほど、つまり0.25%×2=0.50%程度の利上げは十分考えられそうです。
そうしたわけで、当サイトでは「2025年は0.25%×2回=0.50%程度の利上げがある」と予想します。従って2025年の定期預金金利についても同じように「0.50%程度上昇する」と考えられます。
果たしてどうなるでしょうか。
ちなみに今年=2024年の予測はこのようなものでした。
・2024年中にマイナス金利の解除はあるものの、それ以上の利上げはない
・定期預金金利については大きな変化はない
思いっきり外しましたね・・・良い方向に外れたのは良かったですが。
参考になさってください。
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