当方のサイト上でアヤシイ投資商品の広告が表示されているのを見たのをきっかけに、これまで連続してそうしたグレー商品の危険性について素人なりに分析してきました。
そして今回取り上げるのは株式会社FUNDIが提供する「FUNDI」ですね。サイトを見ると
・利回り10%超
・高利回り案件を大量放出中
・ローリスクハイリターンを実現する優先劣後構造を採用
とのことで魅力的そうではあります。実際、最新のファンドの利回りは「10.6%」とのことでかなり高いですね!
ではこれはオススメかというと・・・投資の世界で「ハイリスクローリターン」はあっても「ローリスクハイリターン」はありません。リターンの源泉はリスクですからね。それでも「ローリスクハイリターン」があるというなら、慈善事業か詐欺のどちらかです。
加えて何度もご案内しているようにほとんどの不動産クラウドファンディングは破綻していますからね。記者の心象としては「不動産クラウドファンディングは絶対やめた方がいい」というのが結論ではあります。
とは言いつつそれでは話が終わってしまいますので、具体的なファンドの中身を見てみると、このようになっています。
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・住所:和歌山県和歌山市湯屋谷字日吉
・面積:@826u(249.8坪)、A538u(162.7坪)
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投資対象がシンプルに土地なので計算は簡単そうですね。まず「和歌山市湯屋谷」の地価を調べるとこうなっています。

現在販売中の土地のu価格は約5万4千円ということですね。そして対象物件の面積は2つ合わせて1,364u。とすると実勢価格としては
・5万4千円×1,364u=7,366万円
ということになります。 では募集総額はいくらかと言うと・・・5億1千万円!!実勢価格の約7倍で投資家に売却しようとしているわけですから、「みんなで大家さん」と全く同じビジネスモデルですね。つまりはポンジスキームの可能性がかなり高そうですが、いかがでしょう?
償還時にはこの土地を誰かに売らないと元本返済できないわけですが、7倍の値段で買ってくれる人など絶対いませんからね。
次にこの株式会社FUNDIの決算をチェックしてみると、このような情報が出てきました。
この数字が正しいとすれば2023年9月期決算の売上高は1,539万円ということで、ほぼ稼働していない状況だったわけですね。つまりはまともな業歴は2年弱であり、信用力は乏しいと言えそうです。
加えて「絶対やめた方がいい」と考える根拠は毎回ご案内しているように、やはりその高利回りそのものでしょうね。
本当に10%や20%、利益を上乗せして売却できるのであれば、絶対、銀行から融資を受けた方がいいですね。担保があるわけですから高くても2〜3%で借りられるものと思います。いくらなんでも金利が10.6%なんてことはあり得ません。
つまりはこの「利回り10.6%のファンド」に全く経済合理性がないということです。投資物件についてはかなり高値掴みとなる可能性がありますのでなおさらですね。
冒頭ご案内しているようにほとんどの不動産クラウドファンディングは破綻していますからね。君子危うきには近寄らずです。
利回り10%につられて元本を全損するのは、リスクとリターンが全く見合っていません。
十分お気をつけください。
では最後に、いつもご案内しているアヤシイ運用を見分けるチェックポイントはこうなっています。
1.リスクとリターンは連動しており、たとえば毎年5%のリターンなら毎年4%といった損失が、毎年10%のリターンなら毎年9%といった損失が発生する可能性があり、そうした損失発生の可能性を隠しているのであれば詐欺の可能性がある。
2.もし本当にローリスク・ハイリターンのビジネスがあるなら銀行が1%〜2%といった低利で喜んでお金を貸してくれるはずであり、それをわざわざ手間暇かけて個人から高金利で資金を集めるというなら詐欺の可能性がある。
3.低金利で運用難の今の時代に本当に有利な商品ならみんなが飛びつくはずであり、わざわざ広告しないといけないのは詐欺の可能性がある。
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