［2025年10月の定期預金金利動向］１年最高１．２０％、５年最高１．５０％

2025/10/1

市場金利の最新推移

◆３年もの市場金利の推移

　

◆５年もの市場金利の推移

　

編集部からのコメント

１０月となりました。

いつものように市場金利をチェックしてみると、２０２４年３月に利上げが行われ、２０２４年７月と２０２５年１月に追加利上げがあったこともあって上昇傾向だった長期金利ですが、２０２５年４月のトランプ関税ショックを受けて大きく下がりました。

ただ関税交渉も終息し、日銀の追加利上げ期待もあって本日の長期金利は「＋１．６５０％」となっています。今後、世界的に「利下げ」が進んでいくとすれば中長期的には日本の金利にも低下圧力がかかりそうですが、一方でトランプ関税に伴うインフレ懸念も意識されています。果たしてどうなるでしょうか。

なお市場金利の具体的な水準としては３年もの市場金利で＋１．０７％前後、５年もので＋１．２４％前後ということです。

この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、

「定期預金は高くても３年で＋１．０７％以下、５年で＋１．２４％以下」

という金利環境にあるわけです。目安にしてみてください。

では今月の有利な定期預金をピックアップしていくと・・・まず目を惹くのがＳＢＩ新生銀行で、わずか２週間で０．２２％の金利となっている「２週間満期預金」が魅力です。今なら口座開設で１，５００円もらえるようです。

３年もの定期預金は０．８０％、５年ものは０．８５％であるほか、新規客には３ヶ月１．３０％、１年０．８５％の好金利です！

さらには金銭信託である「パワートラストNeo」の利回りは１年１．３０％ですね。すごい。

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それ以外で恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、オリックス銀行、あおぞら銀行ＢＡＮＫが挙げられます。

そのオリックス銀行は一足早く金利を引き上げ、１年０．８５％、３年０．６５％、５年０．７０％、７年０．７５％ですね！素晴らしい。

新規客には６ヶ月１．００％、１年１．２０％、５年１．５０％にハネ上がります。

２週間で０．２２％の「ｅダイレクト２週間定期預金」も人気です。

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 あおぞら銀行ＢＡＮＫも６ヶ月０．５５％、１年０．６５％となっており好金利ですね。

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さらに東京スター銀行は「スターワン円定期プラス」は１年０．７５％、３年０．７５％ですね。新規客には１年０．７８％となっています。

加えて普通預金も給与受取もしくは年金受取口座に指定すると最大０．６０％となります！断トツです。

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 ＳＢＪ銀行は新しいキャンペーンが始まって２０ヶ月１．２０％、３年１．２５％ですね。高水準です。

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最後に、個人向け国債の中でも特に魅力的な「変動１０」ですが、毎月発行に変更され、利便性が大きく向上しています。最新の金利は１．０６％となっています。

「変動１０」は、変動金利でありながら高金利という点が魅力で、さらに１年経てばいつでも解約でき、ペナルティも少ないので、いつ使うか決まっていない資金の運用先としても利用できます。

加えて制度上「０．０５％より下がらない」仕組みとなっており、専門家から絶賛されております。

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最後に今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。

・普通預金（含む１週間～１ヶ月定期）：　０．００％～０．６０％

・３ヶ月もの定期預金：　０．００％～１．３０％
・１年もの定期預金：　０．００％～１．２０％
・３年もの定期預金：　０．００％～１．２５％
・５年もの定期預金：　０．００％～１．５０％

いずれも市場金利を大きく上回る高金利ですが、３ヶ月１．３０％、１年０．８５％のＳＢＩ新生銀行や、１年０．７８％の東京スター銀行、１年０．６５％のあおぞら銀行、３年０．６５％、７年０．７５％のオリックス銀行が魅力的そうですね。

＞＞＞詳しくはこちら　定期預金金利比較（ＴＯＰページ）

今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。