質問 : エクシアジャパン(EXIA合同会社)は投資詐欺ですか?
<50代/男性>
回答 : 読者の方から上記のような質問をいただきました。他に同様のお悩み相談があれば月1回程度の頻度で回答していこうと思いますので、もし質問したいという方はこちらの投稿フォームから送信してください。もちろん個人情報は不要です。
さて質問内容に戻りまして、「エクシアジャパン(EXIA合同会社)は投資詐欺ですか?」というストレートなものですね。残念ながら記者はこの「エクシアジャパン」について全く知りません。そこで1つ1つその中身をチェックしていきたいと思います。
まずサイト自体は控えめで落ち着いたデザインながらページ下部まで進むと以下のような華々しい数字が掲載されています。
2017年6月の月間返戻率実績は2.73%で、最大月間返戻率実績は37.96%ということですね!「年間」ではなく「月間」ですからすごいです。
気になるのがその運用内容ですが、トレード履歴を見る限り「FX取引」のようです。ここでにわかに怪しくなってきますね・・・。株式投資で長期間儲ける人がいても、FX投資で長期間儲けている人を見たことがありません。その理由は主に3つですね。
1つ目はそもそも為替相場の先行きを読むことはプロでもほぼ不可能であること。
2つ目は株式投資と違いFX投資はゼロサムゲーム=相場全体の利益は常にゼロであり、勝ち続けるには常に負ける人が必要となること。
3つ目はFX投資はFX会社などの金融機関が取引の相手方になることから、勝ち続けるということはFX会社に損失を出させ続けるということであり、極端に勝つと口座を解約されてしまうこと。
というわけで警戒感を強めつつ過去の実績をチェックしてみるとこうなっています。
過去1年と3ヶ月の間ずっとプラスのリターンだということです・・・上記のような理由から常識的には「まずない」と言ってよいと思います。
ただこれについては本当かウソかこれ以上調べる方法はありませんので話を先に進めたいと思います。この実績が正しいとすれば、2016年のトレード実績は単利で194.79%であり、配当はそのトレード実績の半分のようですので(以下参照)、
元本に対して約97.4%の配当を出したことになります。
では同社の決算書をチェックするとこのように書かれています。
2016年実績の出資金額は6億74百万円に対し、なんと運用利益は7億48百万円となっています。単純に言えば+111%のリターンということになりますが、運用利回りはなぜか「7.50%」となっています・・・全く辻褄が合っていませんね!
※後述の通りこちらの「7.5%」という利回りは「グループの運用会社の自社の取り分」であり、不適切だったと同社代理人を名乗る人物から連絡を受けましたが、代わりとなる正しい数字は教えてもらっておらず、その運用会社の損益計算書も開示されておらず、同社ホームページでも確認できないため真偽は不明です。
※ただし同社グループ全体の報酬は成功報酬ベースであり、出資額に対する運用利益が期によって全く異なるのに運用利回りは「7%前後」で安定しており、「グループの運用会社の自社の取り分」という説明は苦しいです。こちらについては「同社代理人」からは明確な説明をもらう前に「打ち切り」となっています。
念のため出資金の推移をチェックしてみるとこうなっています。
1億36百万円で始まったものが、期末に6億26百万円ということですので、期中平均はざっくり約3億81百万円と考えられます。それに対して運用利益が7億48百万円ということであれば運用リターンは約196%であり、上記トレード実績の単利合計=194.79%と近しい数字となることから、となると少なくともトレード実績の辻褄は合っているということになりそうです。
では本当に合っているのか最後にこの会社の損益計算書でチェックしてみたいと思います。運用利益の半分が同社の取り分となるはずですので4億円近い利益があるはずですね。
売上高はなぜか82百万円しかありません!どういうことなのでしょうか・・・。
逆にこの売上高が正しいのだとすると、逆算される運用益は1億64百万円であり、出資金の期中平均約3億81百万円からすると運用リターンは43%ということになり、今度は上記月次での過去実績と辻褄が合いません。
※後述の通りこちらの売上高は「グループ会社に対する金利」と同社代理人を名乗る人物から連絡を受けましたが、上記損益計算書掲載時にそのような記述はなく、また肝心のその「グループ会社」の損益計算書は一切開示されておらず真偽は不明です。
そうしたわけですでに「赤信号」ですがせっかくなので別の角度からこの投資の「必然性」について考えてみたいと思います。
要するになぜ、わざわざ個人投資家の資金を集め、せっかくのリターンの半分も配当しないといけないのか、という疑問です。
上記の通り本当に「連戦連勝」なのであれば、借り入れでもなんでもして自己資金で運用した方がはるかに合理的ですね。で、この会社のCEOのプロフィールをチェックするとこうなっています。
なぜ2013年に独立・起業した後、2014年に再びサラリーマンに戻っているのか謎ですが、それはさておき問題は年間平均利回り308%の方です。2008年から運用しているわけですから、2017年現在、約9年の運用期間があることになります。
2008年の元手を100万円とすると、今すでに約「81億円」もの金融資産がある計算ですね!個人投資家から6億円などといった「はした金」を集める必要など全くありません。
ちなみに「専業FXトレーダー」というくらいですから元手が500万円くらいあったとすれば現在の金融資産は約「400億円」ということになります。
要するにCEOの立場で言えばこの会社やこの投資を育てていく必要など全くありません。そうこうしている間にも自分の金融資産は年3倍のペースで増え続けているわけですからね!
必要がないものが存在しているわけですから、「何か裏があるに違いない」と感じるのが普通です。
ちなみに月間平均利回り=25.7%ということですが、もしそれが正しいなら2008年の元手を100万円とすると、今の金融資産は「4京2,547兆5,652億円」ということになります。うらやましいですね(笑)。
そうしたわけで同社が公表している数字には全く整合性がないか、肝心な部分が公表されていないため、その真偽を確認することができません。やはり現時点では「疑わしい」ということになろうかと思います。
そして最後にもっと簡単に「投資しない方がいい」理由として挙げられるのがこの文言です。
この会社への出資は「合同会社の社員権への出資」というスタイルを取るわけですが、これについては国民生活センターや東京都などが積極的に注意喚起を行っています。
>>>相談事例
>>>「合同会社への出資」って何?怪しげなもうけ話に注意!
投資をご検討の方は国民生活センターと東京都の以下の言葉をしっかり噛みしめていただければと思います。
・実質的には集団投資スキーム持分の自己募集であるにも関わらず、合同会社の社員権の自己募集というかたちで規制を逃れようとする事業者には注意が必要である。
・「合同会社」の仕組みを悪用する事業者がいるので注意しましょう。
そうしたわけで、仮にこの「エクシアジャパン」に投資するとしても、同社がきちんと許認可や登録、届け出を行った上で、しっかり金融当局のチェックを受けてからでもいいのではないでしょうか。急いで投資する必要など全くありません。
<追記その1>
なおここまで主にエクシア社自身について述べてきましたが、最大の懸念点は実はエクシア社自身ではなく実際に運用を行っているグループ会社の方です。スキーム図ではこうなっています。
このEXIA PRIVATE LIMITED社で本当に投資家の資金が運用されているのか、あるいは溶かされてしまっているのではないかというのが疑問点なのですね。
その疑問を晴らすのは簡単で決算書を開示すれば済むわけですが、シンガポールでは誰でも決算書を見ることができるようで、EXIA PRIVATE LIMITED社の2017年〜2018年の決算はこのようになっていました。
Total assets=資産は4,236シンガポールドル、1ドル=80円とすると約34万円しかありません。
Total liabilities=負債も115,821ドル、つまり約927万円しかありません。
またAccumulated losses=繰り越し損失も全く利益が出ていないためか負債と同額の115,821ドル=約927万円です。つまりは債務超過ですね。
要するに「EXIA PRIVATE LIMITED社での運用実態はない」ということです。
加えてエクシア本体の2018年決算とも全く辻褄が合いません。
2018年12月末時点での社員資本≒投資家の資金である28億円は一体どこに消え、売上高4億54百万円は一体どこから来たのでしょうか。
そうしたわけでスキーム図およびこのEXIA PRIVATE LIMITED社の決算情報に間違いがなければエクシア合同会社はポンジスキームの可能性が高いと言えそうです。
気になる方はぜひ、同社にEXIA PRIVATE LIMITED社の決算情報の開示を求めてみてください。
<追記その2>
既にもう核心部分に触れましたが、念のため2022年9月時点のエクシアに関する疑念をまとめるとこうです。
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2022年9月時点のエクシア合同会社(EXIA)の疑惑点まとめ
1.エクシア合同会社の説明によれば、2021年秋以降出金要請が増加する中、2022年4月からは出金要請を全て断っており、資金繰りが長期的に相当悪化していると推察される。公表されている利回りで運用できていれば返金しても多額の運用益が残されているはずだが、なぜ返金できないのか。
2.暴露されたエクシア勧誘動画によれば、集められた資金の中から毎月の運用成績の15%が幹部に支払われ続け、そのうち5%〜10%程度が紹介者に支払われ続けるネズミ講スキームであることが判明した。そもそもネズミ講は違法であるが、毎月法外な資金が幹部に流出していることから、自転車操業のポンジスキームである可能性が高まる。
3.エクシア合同会社の運用先であるイギリスのEXIA LIMITED社は2018年7月に解散済み。シンガポールのEXIA PRIVATE LIMITED社は、2017年〜2018年の決算書を見ると債務超過かつ赤字であり運用実態はない。2019年以降は決算書が提出されていないことから、やはり運用実態はほぼないものと思われる。投資家の資金はどこに消えたのか?
4.エクシア合同会社も2020年以降の決算書の開示を取りやめており、「開示できなくなった」と考えると疑惑が深まる。サイトからは経理顧問や税務顧問も削除された。
5.既に出資金の返還を求める裁判を10件以上起こされているのに、未だに「ポンジじゃない証拠」「運用している証拠」を示さないのはなぜか?
6.エクシア合同会社への投資は金融商品取引法の「対象外」で金融庁は関与せず。ポンジスキームでないことを確認するには、最低限、同社が金融商品取引業の登録を受ける必要があるが、登録を受けられていない(金融庁が許可しなかったという情報あり)。
※なお同社の貸金業登録や、エクシア・アセット・マネジメント株式会社の第二種金融商品取引業(投資助言・代理業)登録、エクシア・デジタル・アセット株式会社の暗号資産交換業者登録は、同社のFX・CFD運用に関する許認可ではないので全く関係ない。
7.その金融庁だが、「事業実態が不透明な合同会社が不適切な投資勧誘を行っているという苦情が多数寄せられており、調査の過程においても、そのような不適切な投資勧誘が認められている。」として、ついに合同会社の社員権スキームに規制をかけることになった。10月3日の規制強化後はエクシア合同会社が新規資金を獲得するのは極めて困難になると考えられる。資金繰りに窮しているエクシア合同会社が生き延びることはできるのか?
8.リスクとリターンは連動しており、特に勝ち負けが激しいFX運用で同社として5年間一度も負けがないというのは信じがたいが、その運用内容や運用記録は開示されていない。
9.同社弁護士から過去3度ほど記事削除の依頼があったが、こちらからの質問にはほとんど回答せずに打ち切り。やましいことがないのであればなぜ一方的に打ち切るのか?その弁護士も、「同社の顔」であった若狭氏も、その他の顧問弁護士も、経営顧問すら既に同社から去っている。
10.同社CEOの2017年時点での年間平均利回りは308.44%とのことであり、2008年に100万円でスタートしたとして2017年以降のエクシア社の運用成績(返戻率の2倍)を加えると2022年9月時点の同社CEOの資産は18兆499億円となり、日本一の富豪ということになるが、そんな話は聞いたことがない。
※なお同時に併記されていた月間利回り25.70%で計算すると、仮に2008年に1万円でスタートしたとしても2022年6月の時点で3京516兆円の金融資産を持っていることになる。ちなみに日本の家計全体では1,901兆円。
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ここからは2017年10月28日以降の追記の記録です。
※以下、2017年10月28日追記
1ヶ月以上前となりますが、「エクシアジャパン合同会社から委任を受けた代理人」として、「東京双葉法律事務所の弁護士」を名乗る人物から以下のようなメールを頂戴しました。
「アニュアルレポートは、日本法人のもので運用結果は英国とシンガポール法人の数字であるため、辻褄があうはずもありません。運用はエクシアジャパンが実施しておらず、グループ会社(EXIA
Private Limited)が実施している点と、エクシアジャパンの売上は当該グループ会社への貸付に対する利息のみとなっておりますので、出資総額と売上等は別物となっております。
よってweb上で言われている7.50%やその他の%の算出方法自体が誤っています。したがいまして、該当ページを速やかに削除して頂きたく、ご理解ご協力をお願い申し上げます。」(抜粋)
こちらのページをご覧になる方がどれくらいおられるか分からないものの、間違った内容を放置しておくわけにはいきませんでしたので早速再確認させていただきましたが、残念ながら氏の指摘は「7.50%やその他の%の算出方法自体が誤っています」というだけで正しい算出方法が記載されていなかったために、何が誤っているのか理解できませんでした。
そうしたわけで、2017年9月27日に以下質問いたしました。
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2016年の実績はこういうことかと思います。
・出資金額:674百万円(期中増加額)
・運用利益:747百万円
・運用利回り:7.5%
これらをどう計算すれば利回り7.5%となるのか教えていただけますでしょうか?
加えてこちらのページに掲載されているトレード結果と、この7.5%との関係性をご教示いただけますでしょうか?
>>>https://exiallc.jp/ceo/
また「運用結果は英国とシンガポール法人の数字である」とのことですが、当方が指摘しているのはこちらの「エクシアジャパン合同会社」のアニュアルレポートから抜粋しておりますので、貴殿の勘違いかと思います。
>>>https://exiallc.jp/annual-report/
仮にエクシアジャパンの社員権の販売に際して、別会社の運用結果を掲載しているということであれば、虚偽記載ということになるのではないかと思います。
最後に「エクシアジャパンの売上は当該グループ会社への貸付に対する利息のみ」となっていますが、では投資家=社員権保有者へのリターンはエクシアジャパンの損益計算書には反映されないということなのでしょうか?
それとも投資家へのリターンはそうした「貸付からの利息」から払われるということでしょうか?
まずはいただいたメールの内容につきまして、補足説明をいただければと思います。
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当コラムの本文をお読みいただければわかるように、まだまだたくさん聞きたいことがあったのですが、その後1ヶ月以上経過したにも関わらず何の返事もありませんでしたので、これ以上待っても返事はこないと判断し、追記させていただきました。
※以下、2019年7月14日追記
1ヶ月以上前となりますが、「エクシアジャパン合同会社を代理」しているとして、「大手町国際法律事務所の弁護士」を名乗る人物から記事訂正を依頼するメールを頂戴しました。
先方の主張の要旨は以下の通りです。
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1.貴サイトが「運用利益」と考えられている「社員出資金増加」は、当期における投資家からの新規出資金総額を意味するものです。2016年12月期の一年間に6億7442万円の運用収益が上がったという意味ではありません。
2.エクシアジャパンの損益計算書において「売上高」として計上されている貴サイトに引用の金額は、2016年中に売上として立ったグループ会社に対する金利ということになります。
3.「運用利回り」の数値(2016年度においては7.5%)は、グループ会社からエクシアジャパンへ支払われる利息の計算にあたり、受け取る利息から控除されるもの(グループ会社にとって自己の取り分となる運用収益)を意味するものです。グループ会社から見ると自社に帰属する運用結果であることから、「運用利回り」として表現されたものです。グループ会社レベルでの「運用利回り」をエクシアジャパンに対する投資家の皆様からの出資金額等と並べて記載してしまった点については、確かに誤解をお招きする記載であったことは否めません。そこで、該当する記述は、現時点のエクシアジャパンのウェブサイトから削除しております。
4.あたかも外国為替証拠金取引で資産運用を行うこと自体が投資詐欺の徴表であるかのように書かれています。外国為替証拠金取引それ自体を胡散臭いものと扱っておられる上記の記載についても見直していただけると幸いです。
5.「2008年の元手を100万円とすると、今すでに約『81億円』もの金融資産がある計算ですね!」とのご説明もありますが、この記述は明らかにミスリーディングです。理論上は、運用資産100万円でスタートし、各種経費の支出を一切行うことなく、運用を継続して運用益を上げ続ければ、貴サイトに記載の金額になるかもしれません。しかしながらこのような前提で運用益を計算すること自体が非現実的です。
6.エクシアジャパンは、少額かもしれないものの資金拠出までの判断の早い一般投資家を出資者に迎え入れるという方針の下にファンドを組成しています。一般投資家を相手とするファンドであるため多くの従業員が必要となっております。
7.合同会社持分への出資が現在の(集団投資スキームに関する)金融商品取引規制の対象外とされていることは貴サイトのご指摘のとおりです。しかしながら、規制の対象外であるからといって、エクシアジャパンが投資家利益をないがしろにしているわけではありません。
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先方の明らかな誤解もありますし(上記1など)、「投資詐欺」という言葉を使っているのは記者ではなく、代理人氏本人であったりするのですが、残念ながら先方からは「これ以上のやり取りは時間の無駄」と打ち切られてしまいましたので現時点で分かっていること・分かっていないことを書き留めておきたいと思います。
1.なぜ2年前に回答できなかったものが今、回答できるのか。
回答:当時の東京双葉法律事務所は、エクシアジャパンの法律顧問ではなく、インターネットコンサル業者からの紹介でスポットで通知を担当したに過ぎないから。
2.東京双葉法律事務所は、法律顧問としてホームページに記載されていたが。
回答:過去に法律顧問として記載されていたとしても実質はスポットで担当していた。
3.「誤解をお招きする記載」だった7.5%の計算根拠を2016年の数字を基に教えてほしい。
回答:なし(打ち切り)
4.運用利回りの数値が「誤解を招くもの」だったとして、サイト上でどのように顧客に対して説明をしているのか、そしてどのように訂正されたのか?
回答:なし(打ち切り)
5.直近の運用利回りや、以前掲載されていた月次のトレード実績が確認できない。掲載箇所を教えてほしい。
回答:なし(打ち切り)
そうしたわけで、全然本題に入る前に回答が打ち切られてしまいました・・・特にCEOの月間平均利回り「25.7%」については是非お聞きしたいところでしたが。
ちなみにCEOの運用実績について、「運用資産100万円を各種経費の支出を一切行うことなく、運用を継続して運用益を上げ続けることは非現実的」
という反論ですが、「100万円に手をつけず運用を続ける」ことは「極めて現実的」であることは述べておきたいと思います。貯蓄あり世帯の20代の平均金融資産は300万円、30代の平均金融資産は600万円ですからね。
最近のツイートを拝見しても「日給500万円」とのことで潤沢な資産をお持ちのようです。なぜ否定する必要があるのでしょうか?
記事の修正を求められていますが、
・代わりとなる「正しい数字」が提供されていないので訂正したくても訂正できない(ちなみに2016年の財務情報もなぜか削除されています)。
・特に、運用主体と説明されているグループ会社の損益や財務状況が分からない。
・内容を確認中に打ち切りとなり真偽の確認ができていない。
という3点から修正ではなく、追記という形で対応しておきたいと思います。
最後にこうした投資においては運用実態=資金が本当に運用されているのか確認することが大切ですが、先方代理人に
・○○さまは同社の運用実態についてどこまでご自身の目で確認されているのでしょうか?残高や運用成績、顧客の資産の保護について実地にて確認されているのでしょうか?
と質問したところ、
回答:このご質問はそのままお返しします。
という禅問答のような回答が来ました・・・。真意は分かりませんが、私は「自分の目では確認していない」と受け取りました。
弁護士である前に1人の人間として、自身の良心やモラルに照らして正しいことをしているのかどうかじっくり考えていただきたいと思います。
そうやってネット上の反論記事を潰していって、もし「不測の事態」となった場合にどうやって社会的・道義的な責任を取るつもりなのでしょうか?
ちなみに2度に渡り「都合が悪くなったら打ち切り」という経緯を経て、記者の心証は「ますます疑わしくなった」というのが正直なところです。やましいことがなければ質問を途中で打ち切る必要などないはずですからね。
もし記者が逆の立場であれば納得してもらうまで説明を尽くします。
また2年後に「3度目」があるかどうかは分かりませんが、次回、記事の訂正を依頼される際は、「最後まで質問に答える」ということでお願いしたいと思います。
皆さんの同社への投資判断の参考になさってください。
※以下、2019年8月30日追記
読者さんの投稿に基づき、以下のようなコラムを追加しましたのでご覧ください。
>>>[貯金・定期預金コラム]エクシアジャパンはポンジスキームですか?
※以下、2019年9月13日追記
上記の通り一方的に回答を打ち切ったはずの「大手町国際法律事務所の弁護士」を名乗る人物から再びメールが届きました。その内容から分かったことがありますので、以下のようなコラムを追加しました。ご覧ください。
>>>[貯金・定期預金コラム]エクシアジャパンについて金融庁に調べてほしいこと
※以下、2019年10月11日追記
2019年8月に実質的にサイトが閉鎖され1ヶ月以上経ちましたので、以下のようなコラムを追加しました。ご覧ください。
>>>[貯金・定期預金コラム]エクシアはサイト閉鎖中!ステマサイトをチェックしてみる
※以下、2020年2月28日追記
前回の記事掲載から日が開いたので、今回は同社の運用実績について以下のようなコラムを追加しました。ご覧ください。
>>>[貯金・定期預金コラム]46ヶ月連続プラスリターン!エクシア合同への投資は危険?
※以下、2020年4月12日追記
読者の方から同社は「詐欺業者」とするメールをもらいましたのでその内容と、それ以外にいくつか気になる点がありましたので以下のようなコラムを追加しました。ご覧ください。
>>>[貯金・定期預金コラム]EXIA JAPANは詐欺業者、との投稿がありました
※以下、2020年4月13日追記
読者の方から以下のようなメールをいただきましたので紹介させていただきます。投資判断の参考になさってください。
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資産運用を考えておりまして、ネットで適当に検索した所、ヘッジファンドが目に止まりました。
ヘッジファンドの中でも、手数料が安い、成功報酬のみ、有名弁護士も名前を連ねてる、金融庁のお墨付き!との事でエクシアJAPANに目星を付け実際に入金手前の投資の電話面談まで実施しました。
ただ流石に儲かりすぎだよね?オフィスがレンタルオフィス?No1とか言ってるサイトは全部自分の広告先推し?(何のランキング集計でNo1?)毎月の出金額やタイミングが決められている?(今月はもう出金出来ませんとか会社側で自由に設定可能)など
少し引っかかる点も有った為、引き続きネットで調べた所、 貴サイトに行き着きました。
最初は難癖付けるサイトかぁ?とか思ったのですが、やはり普通に考えて、安定的にずっと毎月+ 2〜5%とか有り得ないですね。
結局 出資する事は取りやめました。
今まで投資とか考えた事も無く、勉強もして来なかった為、もう少しで危ない端を渡る所でした。貴サイトの情報に非常に感謝しております。
(抜粋)
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※以下、2020年7月12日追記
読者の方から「エクシアから出金できないという口コミがありますので記事にしていただけないでしょうか。金融庁に相談をして詐欺確定の回答をもらったという事も書き込まれています。」とメールをもらいましたので調べてみました。結果的にもっと気になるものを見つけてしまいました・・・。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシアから出金できないというツイートの報告がありました
※以下、2020年10月23日追記
読者の方から「エクシアジャパンの大手町の事務所に行ってみました。」とメールをもらいましたのでご紹介させていただきます。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシアに関するタレコミや口コミをご紹介
※以下、2021年1月7日追記
ジャーナリストである須田慎一郎氏が「ポンジスキーム第3弾EXIA編」という動画を公開されていたのでご紹介させていただきます。
>>> [貯金・定期預金コラム]動画「ポンジスキーム第3弾EXIA編」のとても残念な点
※以下、2021年4月9日追記
そろそろ最新の決算書が公開されているかなと思いサイトを見に行ったらますます疑わしさが増しました。
>>> [貯金・定期預金コラム]サイト内容からエクシア合同会社(EXIA)が増々怪しくなった件と疑惑点まとめ
※以下、2021年7月24日追記
前回の追記から3ヶ月経ちましたので疑惑内容を見返して更新しました。
>>> [貯金・定期預金コラム]2021年7月時点でのエクシア合同会社(EXIA)疑惑点まとめ
※以下、2021年10月8日追記
エクシア合同会社の運用先であるEXIA PRIVATE LIMITED社の決算書の提供を受けたので分析してみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)がポンジスキームである証拠とは?
※以下、2021年11月12日追記
読者の方から「エクシアの担当者によればこのシンガポールの決算書は正しいけれど、2018年まではイギリスの子会社で運用していて、シンガポールでの運用は2019年からとのことでした。これは正しいのでしょうか?調べて下さい。」
との投稿を受けましたので調べてみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)のウソ
※以下、2022年2月12日追記
前回書ききれなかった決算書の矛盾と、最近のエクシア合同会社の気になる動きをいくつか指摘してみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)のウソの続きと最近の異変
※以下、2022年4月22日追記
読者の方から「エクシアに返金を依頼しても返金されない状況になっています。」との投稿を受けましたので調べてみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]資金繰り悪化!?エクシア合同会社(EXIA)が出金に応じない
※以下、2022年5月6日追記
エクシア合同会社から出金停止に関するプレスリリースが出ましたので内容を調べてみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)がついた新たなウソと今後の展開
※以下、2022年5月22日追記
読者の方から「クラブアルケミスタ(株式会社ノークリー、一般社団法人フードデスク、代表 大石武)主催によるエクシア株式会社のセミナー動画です。見どころは金商法違反発言と脱税指南。」との投稿を受けましたので調べてみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)のネズミ講スキームが暴露!違法勧誘の可能性も。
※以下、2022年6月26日追記
証券取引等監視委員会が「合同会社による社員権の取得勧誘についての建議」を発表しましたので今後の展開を考えてみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]ついに金融庁が動く!エクシア合同会社(EXIA)は終焉へ。
※以下、2022年9月22日追記
証券取引等監視委員会による「合同会社による社員権の取得勧誘についての建議」が無事に承認され、2022年10月3日からの規制強化が発表されましたので近況をまとめてみました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)は規制強化と裁判多発で退路なし。
※以下、2023年2月10日追記
債務不履行によってエクシア合同会社はついに実質的に破綻してしまいました。
>>> [貯金・定期預金コラム]エクシア合同会社(EXIA)は破綻。民事裁判と刑事裁判の行方を見守るのみ。
※以下、2023年5月11日追記
民事裁判でもエクシア合同会社は敗訴しました。
>>> [貯金・定期預金コラム]実質的に破綻したエクシア合同会社(EXIA)。民事裁判はどうなった?
※以下、2023年8月25日追記
もっとスピードアップして裁判が進んでほしいものですね。
>>> [貯金・定期預金コラム]投資詐欺疑惑エクシア合同会社(EXIA)は裁判で敗訴も代表個人への請求は棄却。次の展開は?
※以下、2023年12月9日追記
ようやく菊地代表個人にも賠償命令が出ました。
>>> [貯金・定期預金コラム]投資詐欺疑惑エクシア合同会社(EXIA)の菊地代表個人に対して初めての賠償命令!
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