質問 : 質問ではありません。
この質問に回答された方で、間違いないでしょうか?ドリームロードの手数料は、上限7%とありますが実際には、そんなに手数料とられません。パンフレットだけで判断しない方がいいのでは?
提案書まで、きちんとみてから答えて下さると助かります。
販売している者ですが妨害になります。
10年で3回目標を達成しているんですよね?可能性は高いと思います。
為替もリーマンショック後から拝見してます。
私は、自分が購入したいくらい好きです。
<30代女性>
回答 : 読者の方から上記のような質問というかクレームをいただきました。他に預金・貯金・資産運用に関するお悩み相談があれば月2、3回程度の頻度で回答していこうと思いますので、もし質問したいという方はこちらの投稿フォームから送信してください。もちろん個人情報は不要です。
さて本題に戻りまして、今回のクレームは以前回答したこちらの内容を読んでのことですね。
>>>60代女性「一時払終身保険とドリームロード一時払外貨建養老保険、どちらが手堅い?」
内容をかいつまんで言うと、「ドリームロード一時払外貨建養老保険」は実質的に「ただの豪ドル定期預金」である一方、初期費用が7%も取られてしまう可能性があり、「積極的に活用するメリットはあまりなさそう」と結論づけました。
しかし今回の投稿者の方は、まさにこのドリームロードを販売しており、「妨害になる」と強く反発しておられるわけですね。
当サイトの記事が一体どれくらい妨害になるのかその具体的な影響はかなり疑わしいですが、影響の大小はともかくとして、記載内容に対する批判は真摯に受け止めないといけません。
というわけで反発されているポイントについて拝読させていただきたいと思いますが、まず1つ目は「ドリームロードの手数料は、上限7%とありますが実際には、そんなに手数料とられません」
とのことです。
記者も7%取られると断言しているわけではなく、「取られる可能性がある」と書いておりますし、そもそも会社側が商品説明書にそう記載しているわけで、それを正確に引用しているのですからご容赦いただければと思います。
「提案書まで見てから答えてください」とのことですが、 提案書をもらうまで正確がコストが分からない金融商品というのはお勧めできないですね・・・。
とは言え実際の手数料がわかれば評価を修正することもできますが、投稿者の方から具体的な手数料水準について示されておらず、ネットでそれなりの時間をかけて調べてみたものの事例や提案書は出てきませんでしたので、やはり現時点では会社側が公表しているように「手数料は上限7%」ということを前提に評価するしかなさそうです。
反発されているポイントの2つ目は「(豪ドルが目標となる円安水準を達成する)可能性は高いと思います」とのことです。この「ドリームロード」は円安が進み、解約返戻金が目標金額を上回ると強制的に円転されるのが特徴です。
仮に目標金額を「+20%」とすると、豪ドルが今の水準より20%円安になれば良いということですね。前回掲載した為替グラフはこちらです。
記事をそのまま引用するとこう述べました。
過去10年のグラフですが、この1年間は概ね1豪ドル=80円〜90円で推移していることが分かります。間をとって仮に85円なら、20%上昇した場合は102円となり過去10年で見るとわずか3回しかタッチしていないことが分かります。
次に90円なら20%上昇した場合は108円となり、過去10年で一度もタッチしていないのですね!つまり上記の「その額になるまで預ければ為替差損もないから」
というセールストークは不正確なだけでなく、「実際に為替差損がなくなる可能性はかなり低い」という点からも不適切だと言えます。
85円なら過去3回目標を達成しているけれど、90円なら一度も目標を達成していないと述べたわけで、投稿者の方の「10年で3回目標を達成しているんですよね?」という理解は申し訳ないですが正確ではありません。
加えて指摘したい点が2つあります。1つ目は、こうした円安メリットは何も「ドリームロード」でなくても、外貨預金でも、FXでも、オーストラリア債ファンドでも、豪ドルに投資する金融商品ならどんなものでも狙うことができます。つまりいくら目標到達の可能性を強調したところで、「ドリームロード」を差別化することはできないということですね。
2つ目はちょっと意地悪な指摘になってしまいますが、為替相場だけでなく株式相場など相場全体で言えることですが未来のことを正確に予測することは不可能です。その点では販売者の方が「円安になって目標を達成する可能性が高い」と思うことは危険ですし、仮にセールストークとして言葉に出せば不適切な販売ということになります。
例えば、大規模な金融危機が起これば大幅な円高となるでしょうから、こうした豪ドル建て商品は多額の含み損を抱えることになりますね。為替リスクの評価は100%顧客の判断にゆだねないといけません。
・・・意地悪な指摘ですね。すみません。
あまり後味は良くありませんが、とはいえ放置するのもよろしくないと思いましたので回答させていただきました。ご容赦ください。
参考になさってください。
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