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50代男性「平均3〜5%のリターンがある投資を続けるべき?住宅ローンを完済すべき?」


質問 : 10年程前から毎月大体10万円位を日経平均インデックス、ニューヨークS&P500、新興国株式と分散投資して、毎年平均で3〜5%のリターンがあり、1500万円位になりました。それとは別に住宅ローンが同じく1500万円あります。利息は0.95%です。

金融危機が起こる前に一旦手仕舞いしてローンを完済するべきか、毎年のリターンを信じて現状維持するべきか、考えをお聞かせ下さい。

<50代男性>


回答 : 読者の方から上記のような質問をいただきました。他に預金・貯金・資産運用に関するお悩み相談があれば月2、3回程度の頻度で回答していこうと思いますので、もし質問したいという方はこちらの投稿フォームから送信してください。もちろん個人情報は不要です。

さて本題に戻りまして、株式投資の運用額1,500万円で住宅ローン1,500万円を完済すべきかどうか?という質問ですね。なかなか興味深いです!

まず言えることは株式投資はハイリスクハイリターンであり、今後の損益を予測することは不可能です。仮にリーマンショッククラスの金融危機が起きれば、株価下落×円高のWパンチで株価の6割くらいが吹っ飛ぶ可能性は十分考えられます。

もしそうなれば1,500万円の運用額が一瞬にして600万円くらいまで減ってしまうということですから、「あの時、住宅ローンを完済しておけば良かった」と後悔するのは間違いありません。

また住宅ローンの繰り上げ返済は「最良の資産運用」と言われています。なぜならノーリスクで住宅ローン利率分のリターンが得られるからですね。

そのように考えると、感情的にも経済合理性からも「住宅ローンの完済を優先すべき」という結論になりそうです。

しかし。

よく知られているように、株式投資はどれだけ高値掴みをしても、しっかり分散していれば10年経つとおおよそプラスとなります。

とすると今後金融危機が起きたとしても、さらに10年以上投資を続けられるのであれば、結局値を戻し、さらにそのリターンが住宅ローン利率である0.95%を平均的に超えるようであれば「投資を続けて良かった」ということになりますね。

というわけでポイントは2点です。

・これからさらに10年以上投資を続けられるのかどうか。

・仮に金融危機が起きて一時的に金融資産の6割が吹き飛ぶ事態になっても耐える覚悟があるかどうか。

どちらもYesなら投資を続けてもいいですが、そうでないなら潔く完済してしまっていいと思います。

住宅ローンの重荷から解放されるというのは経済合理性を大きく上回る解放感を得られるかもしれませんしね。

参考になさってください。

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