10月となりました。月日の経つのはあっと言う間で、2013年ももう4分の3が過ぎたことになります。早いものですね・・・。
陽の光はまだまだ夏の暑さを思い出させてくれる強さですが、あと2ヶ月もすれば、冬になるということです。日本の四季というのは本当にめまぐるしいですね。
記者はもう少し夏を惜しみたいと思います。
さて今月の定期預金ですが、先月の当欄でも懸念していたように、本当に定期預金キャンペーンは閑散期に入ってしまったようですね。となるとどういった選択肢が残っているのか気になるところですが、その前に、いつものように足元の市場金利の動向をチェックしてみると、上記グラフの通り1年もの市場金利と5年もの市場金利は引き続き対照的な動きを維持しています。
1年もの市場金利は0.21%前後という歴史的な低水準で推移しているのに対して、5年もの市場金利は0.40%前後ということですね。
ただし。
4月以降、上昇傾向にあった5年もの市場金利も7月ごろから徐々に低下してきていますね。足元では0.4%を割り込み0.3%台まで低下しているようにも見えます。
もしこのまま、今回の金利上昇が落ち着いてしまうのだとすれば、預金者としてはとても残念ですが・・・大規模な金融緩和の前ではやむを得ない面もあります。
今後、順調に景気が回復し、デフレ経済が終わり、金融緩和政策が終了し、もっと健全な形で金利が上昇していくことを期待したいと思います。
ちなみに、この市場金利から定期預金金利を逆算すると、基本的には「定期預金金利が市場金利を上回ることはない」という原則に立てば、定期預金は高くても1年で0.21%以下、5年で0.40%以下という金利環境にある、ということですね。
参考になさってください。
さて本題の10月の定期預金金利ですが、上記の通り残念ながら主要銀行では、新しい定期預金キャンペーンは開始されていないようです。
ということで注目となってくるのが、キャンペーンではなく、いつも恒常的に金利が高い定期預金ですね。
毎回ご案内しているように、外せないのが、東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」です。こちらは1週間で0.20%と、他の銀行の定期預金の金利を上回る驚きの高金利と利便性が魅力です。
上記の通り1年もの市場金利が0.21%台まで低下している現状ではなおさら魅力が増していると言えそうです。
>>>スターワン1週間円預金の最新金利はこちらから
さらに東京スター銀行では、仕組み預金である「右肩上がり円定期」が注目です。10月の金利は最大1.00%、平均金利が「0.91%」と極めて高金利となっています。しばらく使わない資金をお持ちの方は検討されてはいかがでしょうか。
>>>右肩上がり円定期の最新金利はこちらから
また、継続的に魅力的な定期預金キャンペーンを実施してきたじぶん銀行が、通年のプログラムである「デビュー応援プログラム」を開始しています。口座開設を検討されている方にとっては「いつでも利用できる」と言うのは利便性が高いですね。
気になる金利ですが、先月に引き続き新規客には3ヶ月ものが0.40%と破格の金利になっています。まだじぶん銀行の口座をお持ちでない方はご検討ください。
今なら親会社である三菱東京UFJ銀行とのキャンペーンを併用することでさらにもれなく1,000円がプレゼントされます。
>>>じぶん銀行の最新金利はこちらから
上記以外で、恒常的に高金利を提供している銀行としては、当サイトでご紹介している中では、オリックス銀行や、あおぞら銀行、関西みらい銀行が挙げられます。
中でもあおぞら銀行インターネット支店は10月から1年もの金利を0.30%に引き上げており注目です。市場金利を上回る「出血大サービス」の金利水準と言えます。
>>>あおぞら銀行インターネット支店の最新金利はこちらから
加えて、オリックス銀行も1年もの金利を0.27%で維持しており、安心して預けることができそうですね。
>>>オリックス銀行の最新金利はこちらから
目ぼしい定期預金キャンペーンが終了した今だからこそ、こうした恒常的に魅力的な金利を提供している定期預金に注目いただければと思います。
実際のところ終了した定期預金キャンペーンと金利がものすごく変わるかと言われればそうでもありませんしね。
気になる今後の金利動向ですが、市場金利は上記の通り、1年もの金利も5年もの金利も低下傾向が鮮明となっており、残念ながら金利上昇機運は遠のきつつあることになります。
当面は金利が低下していく前提で定期預金の運用を考えた方が現実的ですね。
つまり、これ以上金利が下がってしまう前に、早め早めに定期預金に預け入れてしまうか、逆に東京スター銀行の「スターワン1週間円預金」のような高金利だけれど預入期間が短い預金でつないでいくかどちらか、という選択になってくるのではないでしょうか。
もちろん、基本的に景気と金利は連動しますので、順調に景気が回復すれば、金利の上昇圧力は強まっていくことになりますし、仮に政府と日銀が目指すように、本当にインフレ経済になれば、金融緩和が解除され、金利はいよいよ本格的に上昇することになります。
ただし、おそらくそれはまだ数年先のことですね。やはり繰り返しになりますが、当面は本格的な金利上昇はない、というのがメインシナリオになってくると思います。
参考になさってください。
ここで今月の定期預金金利をまとめると、主な預入期間ごとの金利のレンジはこのようになっています。
・普通預金(含む1週間定期): 0.01%~0.20%
・1年もの定期預金: 0.01%~0.30%
・3年もの定期預金: 0.01%~0.35%
・5年もの定期預金: 0.04%~0.35%
・3年もの仕組み預金: 0.25%→0.35%
・6年もの仕組み預金: 0.40%→0.60%
・10年もの仕組み預金: 0.80%→1.00%
>>>詳しくはこちら 定期預金金利比較(TOPページ)
これらの中ではやはり、1週間定期の0.20%と、1年もの定期の0.30%、3年もの定期の0.35%、そして仕組み預金の1.00%が目を惹きます。これらの定期預金に1/4ずつ預ける、というのも手かもしれませんね。
今月の中旬にでも、再度こうした市場金利の動きをチェックし、来月の定期預金金利の見通しや今後の金利動向を占ってみたいと思います。
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